六甲高山植物園のアジサイ
2025-06-24 15:08:00

六甲高山植物園で見頃のシチダンカ!多彩なアジサイが楽しめる季節到来

六甲高山植物園とシチダンカの魅力



六甲高山植物園は、神戸市に位置し、各種珍しい植物が育つ自然の宝庫です。特に、今注目されているのが、かつて「幻のアジサイ」と呼ばれた「シチダンカ」です。このアジサイは「ヤマアジサイ」の変種であり、見事な八重咲きの飾り花を特徴としています。シチダンカは十数枚の萼片が星型に重なり合って咲き、圧倒的な美しさを誇ります。現在、六甲高山植物園ではそのシチダンカが見頃を迎え、訪れる人々を魅了しています。

幻のアジサイとの出会い



シチダンカは、江戸時代にシーボルトによって「日本植物誌」で紹介されたにも関わらず、その後長い間発見されず、存在自体が疑問視されていました。しかし、1959年に六甲山で偶然発見され、挿し木で増殖された苗が全国各地に広がりました。そのため、今やシチダンカは六甲山系の象徴とも言える存在です。

シチダンカの咲く環境についても特筆すべき点があります。六甲の温暖な気候と、米粒大の花崗岩からなる酸性土壌が相まって、アジサイは独特の美しい「六甲ブルー」に色づきます。この美しい風景は、訪れる人々の心を豊かにし、まさに自然の芸術と呼ぶにふさわしいものです。見頃は7月中旬頃まで続く予定なので、ぜひこの機会に訪れてみてはいかがでしょうか。

多彩なアジサイたち



六甲高山植物園では、シチダンカのほかにも様々な種類のアジサイが咲き誇っています。特に人気なのが「ヒメアジサイ」で、昭和4年に牧野富太郎博士によって名付けられました。ヒメアジサイは美しい青い花が特徴で、神戸市の市花にも指定されています。六甲山に自生するヒメアジサイは、その群落が美しい「六甲ブルー」を作り出し、訪れる人々に感動を与えています。

他にも、「アマギアマチャ」や「ヤマアジサイ」、「タマアジサイ」など、多彩なアジサイの種類が見られます。特にアマギアマチャは葉が細く、甘味を持つため、昔からさまざまな用途に使われてきました。

期間限定公開のアジサイ園



六甲高山植物園では、アジサイ園を期間限定で公開しています。ここでは、シチダンカやヒメアジサイをはじめ、数多くの種類のアジサイを楽しむことができます。自然に囲まれた美しい環境の中で、思わず写真を撮りたくなるような風景が広がっています。

さらに、六甲高山植物園では、アートと自然が融合したイベント「神戸六甲ミーツ・アート2025 beyond」も開催予定です。芸術祭では、国内外のアーティストによる多彩な作品が展示され、来場者が自然とアートを同時に楽しむことができます。また、夜間には光のアートが幻想的に彩り、昼とは異なる表情が楽しめる「ひかりの森~夜の芸術散歩~」も開催されます。

このように六甲高山植物園は、自然とアートが共存する素晴らしい場所です。美しいアジサイを楽しみながら、心温まるひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。訪れる際は、天候に注意しつつ、自然の美しさを存分に堪能してください。

結論



六甲高山植物園は、シチダンカをはじめとした多種多様なアジサイが楽しめるスポットです。特別な魅力を感じながら、自然との一体感を味わえるこの場所に、ぜひ足を運んでみてください。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

会社情報

会社名
阪神電気鉄道株式会社
住所
大阪府大阪市福島区海老江1丁目1番24号
電話番号

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。