高野山をVRで体験！360度観光動画が公開されました

高野山をVRで体験！

和歌山県に位置する高野山。この霊場は真言宗の聖地で、年間140万人を超える観光客が訪れる人気のスポットです。高野山は世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の重要な一部であり、2024年にはその登録20周年を迎えます。この記念すべき年に、ユタカ交通株式会社と和歌山新城下町DMCが共同で運営する「メタバース和歌山実行委員会」が、360°VR観光動画を公開しました。この取り組みは、よりたくさんの人々に高野山の魅力を伝えるための大きな一歩です。

VR観光動画の内容

公開されたVR動画は「高野山壇上伽藍・金剛峯寺」と「高野山奥ノ院」の2本。どちらもYouTubeチャンネルで視聴可能です。具体的には、檀上伽藍と金剛峯寺を巡る内容で、観光客にも人気のスポットが紹介されています。動画内には、それぞれの建造物や展示物に関するキャプションが表示されており、視聴者は高野山の歴史や文化をより深く理解することができるように工夫されています。

また、奥ノ院に関する動画では、弘法大師が入定されている重要な聖地をフィーチャー。ここでは、朝の生身供（しょうじんぐ）という、弘法大師に食事を奉納する儀式も収録されています。これは1200年前から続く伝統で、普段の参拝では見ることができない貴重な瞬間です。そして、雪解けの清々しい空気の中を歩く参道を感じるVR映像は、まるで実際にその場にいるかのような臨場感を提供しています。

高野山の魅力

高野山はただの観光地であるだけでなく、密教の聖地でもあります。開祖である弘法大師（空海）が祈り続けたこの場所は、信仰のシンボルでもあるため、訪れる人々はただの観光客だけではありません。信者たちが熱心に祈りを捧げる姿を目にすることで、訪問者はその神秘的な雰囲気を感じることができるのです。このような背景もあり、高野山は日本の原風景を体感できる特別な場所とされています。

今後の展望

動画は、国内外の視聴者に向けても配信されており、英語の説明も含まれるため、国際的な訪問者にもアプローチしています。これにより、多くの方々が高野山に興味を持つきっかけになるでしょう。また、今後も「熊野古道」をゴールとして新たな360°VRコンテンツが公開される予定です。

最終的には、10月に開催される大阪万博EXPO2025のプレイベントにも出展する予定で、幅広いVRコンテンツを体験できるブースを設置します。これまでに公開したVR動画の数々や、和歌山をテーマにしたゲーム体験も楽しむことができるので、ぜひお楽しみに。

会社概要

ユタカ交通株式会社は、1954年に設立され、和歌山県和歌山市を拠点に、バスやタクシーなどの交通サービスを提供しています。また、国内外を問わず旅行事業も展開しており、観光振興に力を入れています。公式サイトでは、最新の情報やプロジェクトについても発信しているので、興味がある方はぜひチェックしてみてください。

VR観光動画はこちらから視聴できます！

このように、高野山の魅力をVRを通じて体験できる新たな試みが進められており、観光業界でも注目を集めています。高野山の神秘的な雰囲気は、VR動画によってより多くの人に届くことでしょう。