中央区が目指すごみ削減と循環型社会構築に向けて「おいくら」との連携開始

中央区と「おいくら」の協定

2025年8月5日、東京都中央区は株式会社マーケットエンタープライズとの間で、「おいくら」を用いたリユース事業に関する連携協定を締結しました。この連携は、地域社会の課題解決と循環型社会の構築を目指すものです。

リユースの重要性と背景

中央区は、これまでにもリサイクルハウスかざぐるまなどを通じてリユースの促進に努めてきました。しかし、未だに多くの不要品がごみとして排出され、その中には再利用可能なものが多く含まれています。この現状を受けて、区民への意識啓発を行う新たな施策が必要とされていました。

一方で、マーケットエンタープライズは「持続可能な社会を実現する最適化商社」をビジョンに掲げ、リユース事業の拡大により官民連携でのSDGs達成に取り組んでいます。中央区に本社を構える同社が、地域の環境施策に自らも貢献してきた経緯から、今回の協定締結に至りました。

「おいくら」の利便性

y「おいくら」は、不要品を簡単に査定し、全国のリサイクルショップに一括査定を依頼できるプラットフォームです。このサービスを通じて、130万人以上のユーザーに利用されています。

中央区では、大型ごみの収集において自宅から運び出す手間が課題となっていますが、「おいくら」を利用すれば、訪問査定や買取が可能です。特に冷蔵庫や洗濯機など家電製品も査定対象となるため、再利用の機会が増え、区民の負担も軽減されます。

環境意識の変化と未来に向けた展望

この協定により、中央区内での「おいくら」利用が促進され、廃棄物処理の軽減が期待されています。区民がリユースを選ぶことで、不必要なごみが減少し、循環型社会の形成が進むことが予想されます。

さらに、区民が簡単に不要品をリユースできるようになることで、意識の変化が促されるでしょう。「廃棄せずリユースを選ぶ」という行動が浸透しれば、環境意識の向上につながります。