1SECと丸井グループ、資本業務提携で新たなファンエンゲージメントモデルを構築
AI、XR、ブロックチェーン技術を駆使する企業、1SECと、小売業界の老舗、丸井グループが資本業務提携を発表しました。この提携は、Web3技術と小売業界の融合という、業界の枠を超えた画期的な取り組みと言えます。両社は、ブロックチェーン技術を活用した新しいファンエンゲージメントモデルの構築を目指し、協業していくことを明らかにしました。
提携の背景:それぞれの強みを活かしたシナジー効果
1SECは、独自のファンプラットフォーム「PEEEPS」を提供するなど、Web3分野で豊富な実績を誇ります。特に、AIを活用したクリエイターキャスティングサービス「HYPE CAST AI」は、登録クリエイターの総フォロワー数が6,000万人を突破するなど、大きな成功を収めています。一方、丸井グループは、「エポスカード」会員700万人超という巨大な顧客基盤と、「好き」を応援する独自のフィンテック戦略を武器に、小売業界をリードしています。
両社は、それぞれの強みを融合させることで、リアルとデジタルの垣根を超えた、全く新しい顧客体験の提供を目指しています。1SECの持つ高度なテクノロジーと、丸井グループの顧客基盤・マーケティングノウハウを組み合わせることで、これまで実現できなかった革新的なサービスの開発が期待されます。
今後の展開:エポスカードとWeb3技術の融合
具体的な取り組みとしては、まず「エポスカード」と連携した新サービスの開発が挙げられます。新たな券面の発行や、Web3技術を活用したコミュニティ構築などが検討されており、会員向けに魅力的な特典やサービスを提供していく方針です。詳細な内容は今後順次発表されるとのことです。
この提携は、単なる資本業務提携にとどまらず、新たな経済圏の創造を目指す大きな一歩となる可能性を秘めています。「好き」を軸にした新しいサービス開発により、顧客エンゲージメントの向上だけでなく、より良い社会の実現にも貢献していくことが期待されます。
1SECと丸井グループ:企業概要
1SEC:
本社:東京都目黒区
事業内容:AI、XR、ブロックチェーン事業、ファンプラットフォーム「PEEEPS」の運営など
強み:高度なテクノロジー、大規模なクリエイターネットワーク、Web3分野での豊富な経験
丸井グループ:
本社:東京都中野区
事業内容:小売事業(「マルイ」「モディ」など)、フィンテック事業(「エポスカード」「tsumiki証券」など)、未来投資
強み:700万人超の「エポスカード」会員、独自のフィンテック戦略、「好き」を応援するブランドイメージ
PEEPS:革新的なファンプラットフォーム
1SECが提供する「PEEEPS」は、誰でも簡単にサブスクリプションサイトを作成できるプラットフォームです。ノーコードでデザインや機能のカスタマイズが可能で、動画配信、イベントチケット販売、会員限定SNSなど、多様な機能を提供しています。ブロックチェーン技術を活用することで、コミュニティの活性化を促進し、ファンとクリエイターの双方にメリットをもたらすシステムとなっています。
まとめ:未来を見据えた戦略的提携
1SECと丸井グループの資本業務提携は、Web3技術と小売業界の融合という新しい潮流を象徴する出来事と言えるでしょう。両社の強みを活かした今後の展開に、大きな期待が寄せられています。この提携が、新たなビジネスモデルの創出や、より豊かな社会の実現に繋がることを期待しましょう。