木村情報技術株式会社は、2026年4月に高校生向けの半導体EDA教育プラットフォーム「GAKUSEE MI」をリリースすることを発表しました。このプロジェクトは、文部科学省の「N-E.X.T.ハイスクール構想」に基づき、次世代の半導体産業を担う人材の早期育成を目指しています。
「GAKUSEE MI」は、クラウドベースのWebプラットフォームで、実践的な半導体教育を提供します。従来、日本の高校教育では理論重視の教育が主流でしたが、この新サービスはその枠を超えて実践能力を育成します。
開発の背景には、国内の半導体産業が急成長を遂げる中で、今後10年間で約4万人の人材が必要になるとされる急務があります。実践的なスキルを身につける機会が乏しい現状に対し、GAKUSEE MIは有効なソリューションとなります。
「GAKUSEE MI」の主な特徴には、実務で使用されるEDAツールを用いた設計実習、動画での操作スキル習得、進捗状況を可視化するポートフォリオ機能があります。これにより、学生は実践的なスキルを段階的に学ぶことができます。特に、動画コンテンツは自分のペースで学習できるため、自信を持ってスキルを磨くことができます。
学生にとってのメリットとしては、半導体分野への関心が高まり、将来のキャリアビジョンが明確になることが期待されています。企業にとっては、「未経験者」を「即戦力候補」に育てることが可能となり、採用効率が改善されるでしょう。
リリーススケジュールとしては、2026年2月に先行導入を開始し、3月には開発の最終調整を行い、4月に正式に全国展開を開始します。また、今後は大学や高専と連携し、最新技術への対応やカリキュラムの充実も図る計画です。
開発を担当した坂田課長は、「高校段階からの実践的な人材育成の重要性」を強調し、GAKUSEE MIを通じて半導体産業を支える人材の育成に寄与することを目指しているとコメントしています。日本の産業を支える未来の人材育成に、今後期待が高まります。