農業リサイクルループ
2025-11-12 14:43:57

JR東日本グループが進める「農業リサイクルループ」の未来

JR東日本グループの「農業リサイクルループ」



JR東日本グループは、持続可能な未来を目指し、食品廃棄物の資源化を通じて新たな「農業リサイクルループ」の実現を進めています。グループ経営ビジョン「勇翔2034」の一環として、循環型経済の推進に力を入れ、特に駅ビルやエキナカ施設から排出される食材のリサイクルに力を注いでいます。

お米がつなぐ循環の仕組み



この度、首都圏及び仙台エリアにおいて、を活用した新たなお米のリサイクルサイクルが始まります。首都圏では、株式会社JR東日本クロスステーション(JR-Cross)が食品廃棄物を再資源化して生産された肥料を使って栽培されたお米を、上野駅内の飲食店にて提供することを発表しました。

また、仙台エリアにおいては、仙台ターミナルビルが運営する飲食店でも、地域内の企業との連携を通じて、リサイクルされた肥料を使って作られたお米を活用する計画です。この循環を通じて、脱炭素社会の実現を目指すSR東日本グループの取り組みが拡大しています。

首都圏でのお米供給計画



具体的には、JR-Crossが上野駅3階の「のもの居酒屋『かよひ路』」にて、茨城県坂東市の有限会社ソメノグリーンファームが栽培したお米「にじのきらめき」を使用したすべてのご飯メニューを提供します。この取り組みは、地元の農家から直接調達し、持続可能な農業の形を目指しています。

  • - 提供期間: 2025年11月20日(木)から約3週間
  • - 営業時間: 月〜金 11:30〜14:30 / 16:00〜22:00(L.O.21:30)
  • - 場所: JR上野駅 3階

仙台エリアの地産地消型循環



一方、仙台エリアでの取り組みは、東北バイオフードリサイクルを起点とし地元農家との連携を基に展開されます。ごみとして扱われていた食品廃棄物は、地域内のリサイクルを経て肥料として活用され、鈴木有機農園で栽培されたお米(品種:ササニシキ)が、「エスパル仙台」にある飲食店「すし哲」で提供されます。これにより地域で生み出された廃棄物を地域内で利用する地産地消の循環が実現しています。

持続可能な社会を目指す



JR東日本グループの取り組みは、ただ単に廃棄物の処理を超え、地域社会との強固な関係を築きながら持続可能な食文化を育むことを目的としています。今後も、Jバイオと東北バイオの協力関係を前提として、新たな農業リサイクルループをより多くの地域に拡大し、持続可能な社会の実現に貢献することを目指しています。

この取り組みは、単なるリサイクルにとどまらず、地域の農家や町との連携を強めることで、地域の活性化にも寄与するものです。私たちが食べるお米がどのようにして育まれていくのか、その物語を感じながら、地域共生の重要性を再認識させてくれます。


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会社情報

会社名
東日本旅客鉄道株式会社
住所
東京都渋谷区代々木2-2-2JR東日本本社ビル
電話番号

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