インドの民の魂を描くゴンド・アートがついに新装版に
インドのパルダーン・ゴンド民族によって描かれた独特なスタイルの絵画、ゴンド・アート。それが新装版の画集『ゴンド・アート インドの民族画』として再登場します。この画集は、初版の成功を受け、再販リクエストの声に応じて発行が決定しました。2025年6月27日に発売されるこの画集は、今もなお多くのアートファンや文化愛好者にとっての待望の商品です。
初回出荷限定特典の魅力
この新装版には、初回出荷の際に限り、特別な特典として活版印刷のしおりが付きます。しおりは全部で9種類用意されており、どのデザインが手元に来るかはお楽しみの要素もあります。ゴンド・アートのユニークなキャラクターたちがデザインされたしおりは、使うたびに視覚を楽しませてくれることでしょう。
ゴンド・アートの人気の背景
ゴンド・アートは、2012年に出版された『夜の木』がきっかけで日本でも注目されるようになりました。その結果、多くのアート関連書籍に影響を与え、ミティラー画など他の民族画と共に人気を博しています。インド国内や海外で展覧会が開かれるなど、世界中で評価が高まっており、特にヨーロッパやアジアでは広く知られるようになりました。画集に含まれる作品は全て、パドマ・シュリー勲章を受章した画家2名を含む21名のアーティストによるものであり、ゴンド・アートの魅力を余すところなく伝えています。
ゴンド・アートの特徴
ゴンド・アートの作品では、森の生き物や神話、寓話などをテーマにした想像力豊かな絵が描かれています。多彩な色彩と美しいパターンに填められた構図が特徴で、近年はそのユニークさからモダンアートとしても高い評価を得ています。この画集では、単なる鑑賞だけでなく、個々の作品についてのストーリーや制作背景についての解説も記載されており、初めてゴンド・アートに触れる方でも楽しむことができる内容となっています。
展示会の開催
新装版の発売に合わせて、東京の神楽坂にあるギャラリーRom maaiにて展示会が開催されます。会期は2025年7月4日から7月10日までの期間で、行われるイベントでは、画集に関連した新作も多数展示されます。また、7月9日には「モフアのお酒の味見会&談話会」が予定されており、特製ジンを味わいながらゴンド画家たちの話を聞くことができる貴重な機会となっています。入館料は無料ですが、イベントにはワンコイン(500円)を用意して参加する必要があります。さらに、7月19日から8月11日まで池袋のジュンク堂書店でも展示会が行われる予定です。
ゴンド・アートの魅力を体験しよう
この新装版画集と関連する展示会は、ゴンド・アートを深く理解する絶好のチャンスです。アートに関心のある方や民族画を愛する方々にとって、見逃せないイベントとなるでしょう。また、しおりや展示物を通じて、インドの文化を身近に感じることができます。ぜひ足を運んでみてください。
書誌情報
書名:ゴンド・アート インドの民族画
著者:Touch the GOND 編
仕様:A4変形/上製/112頁
本体価格:3,800円(税別)
ISBN:978-4-309-25801-0
発売日:2025年6月27日
ゴンド・アートの詳細はこちら
新しいアート体験、ゴンド・アートをこの機会にぜひ手に取ってみてください。