探究学習の成功
2025-03-21 11:52:52

常翔啓光学園が探究学習の全国大会で「企業賞」を受賞

2025年に開催された日本最大級の探究学習イベント「クエストカップ2025」にて、常翔啓光学園高等学校の生徒たちが素晴らしい成果を上げました。今年の大会は、法政大学市ケ谷キャンパスで2月22日と23日に行われ、490校の中・高生が参加し、出場チームは延べ10万4,000人に及びました。

本校から出場した「キムチ鍋」と名付けられたチームが、企業探究部門にて「企業賞」を受賞し、注目を集めています。このチームは、協賛企業のオカムラが出した「老化の魅力に気づくための新サービス」という課題に取り組み、高齢者の知識と経験を生かしつつ、若者と共に学び合うデイサービスを提案しました。受賞は2年ぶりとなります。

多くの学校が取り組んだ探究学習の成果がこの大会で発表されました。68校の中から選ばれたチームは、地域コミュニティを活性化させる施策や高齢者向けサービス、入浴が困難な状況でも使用できる清潔保持シャンプーなど、多岐に渡るテーマで提案を行いました。チームメンバーは、高齢者の活躍の場を創出し、社会貢献につながるアイデアを具現化しました。

「キムチ鍋」チームのメンバーは、自らの努力が実を結び、企業賞という結果を得られたことに感謝しています。プレゼンテーションは大会の2日前まで難しさを感じていたものの、最終的にはチームとしてあきらめずに挑戦し続けた結果が高く評価されました。受賞後には、株式会社オカムラのオフィスに招かれ、社員との交流を通じて新たな視点を得る機会もあり、自身の将来に対する選択肢が広がったと話しています。

このプロジェクトが表しているのは、高齢者が提供してきた豊富な知識や経験を無駄にせず、若者がそれを受け継ぎ、共に成長する社会の形成です。特に日本が直面する労働力不足に対し、高齢者の貢献が重要視される中、こうした新しいデイサービスのアイデアは、社会のニーズに応えるものとなるでしょう。

常翔啓光学園では、教育の一環として「探究学習」を推進しています。生徒たちは自ら問いを立て、課題に向かって主体的に取り組むことで、思考力や表現力を養う方法を学びます。こうした教育理念は学校全体に浸透し、生徒の自主性を尊重する環境を作り出しています。

創立から66年を迎える常翔啓光学園は、大阪府枚方市に位置しており、理論と実践を兼ね備えたプロフェッショナルな人材育成に力を入れています。未来の社会貢献を目指し、学生たちが現場での経験を重視した教育を受けることで、豊かな可能性を引き出すことを目指しています。


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常翔啓光学園中学校・高等学校
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