インドの農家と子どもたちを支援する新たな試み
オンラインショッピングでお馴染みの日本生活協同組合連合会(通称日本生協連)は、2022年度より繊維商社の株式会社ヤギと共同で「PEACE BY PEACE COTTON PROJECT」に協賛しています。このプロジェクトは、インドの綿農家やその子どもたちを支援するため、売上の一部を寄付することに貢献しています。この活動は、彼らの生活を改善し、未来を明るくするための重要な一歩です。
具体的には、既に現地の学校に約500冊の書籍や教材が提供され、教育の充実に寄与しています。昨年、「くらしと生協」のスタッフがインドを訪問した際、現地の学校にはトイレや飲料用の給水設備が不足している現実を目の当たりにしました。それに応えるため、施設の設置だけでなく、その維持管理方法も重要視しながら、現地との緊密な連携を図っています。
特に、2024年度には「Saraswati Sishu Bidyamandir」という学校にトイレと飲料水の給水所を設置するプロジェクトが予定されており、2025年3月の完成を目指しています。このような取り組みを通じて、子どもたちが安全で快適な環境で学ぶ機会を提供し、将来の選択肢を広げる手助けをしています。
商品販売の新たな展開
2025年5月12日から、協賛商品として計4つの新商品が「くらしと生協」カタログや「まいにち着る服」チラシに登場します。これらの商品はすべて、インド産のオーガニックコットンを使用しており、環境に配慮した製品に仕上げられています。特に、タウンユースにぴったりなカーディガンや、普段使いに最適なロゴTシャツ、涼しげなワンピース等がラインアップされています。
具体的な商品は以下の通りです:
- - 透かし編みニットカーディガン:3,289円
- - オーガニックコットン混ロゴプリントTシャツ:2,189円
- - 大人のハーフキュロットパンツ:3,289円
- - 播州織真夏のチェック柄ワンピース:8,789円
また、過去に販売されている商品もあり、これらすべてのアイテムにはオーガニックコットンが50%以上使われています。無理なくファッションを楽しみながら、現地の生産者支援へとつながる取り組みを応援できます。
サステナブルな支援を広げるために
日本生協連は、今回の活動を通じて、単に商品の販売のみならず、教育の機会を広げたいと考えています。 "学校へ行くこと"が当たり前でない国々において、子どもたちに素敵な学びの環境を提供し、彼らが将来の夢を描けるよう支援することを目標に掲げています。
このプロジェクトに参加することで、共感の輪を広げ、さらなる支援につなげたいと考える日本生協連の思いをひしひしと感じることができます。
「PEACE BY PEACE COTTON PROJECT」では、一般財団法人が提携し、在地のNPOを介して生産者援助を行い、子どもたちの教育支援に繋げる活動を推進しています。これからも続く取り組みに、多くの方々の関心とサポートが寄せられることを期待しています。