株式会社レント、カーボンニュートラルを目指す実証実験を開始
静岡市駿河区に本社を構える株式会社レントが、新たな挑戦としてバイオディーゼル燃料「B100」をトラック燃料として利用する実証実験を開始すると発表しました。この取り組みは、カーボンニュートラルを推進する企業の一環として、環境保護に寄与することを目的としています。
B100とは
B100は、廃食用油を原料とした100%バイオディーゼル燃料です。化石燃料を燃焼させる際、二酸化炭素を排出するのは同様ですが、B100の特長は、使用する植物が成長する過程でCO2を吸収するため、最終的には大気中のCO2の増加につながらない点にあります。これにより、B100はカーボンニュートラルの実現に向けた強力な武器となると期待されています。
実証実験の詳細
実験は2024年8月下旬から始まり、2025年1月までの約5ヶ月間にわたり実施されます。対象となる車両は、東関東管理センター(千葉県千葉市)の6tトラック1台で、その性能を検証します。このトラックは、営業拠点や客先でのサービス提供に利用されているため、実運用での効果を測定する絶好の機会といえるでしょう。実証実験では、B100の燃費や噴霧量、さらには関連装置に及ぼす影響についても調査が行われます。
この実験に関しては、三和エナジー株式会社(横浜市港北区)の協力を得て、B100を調達して行います。これにより、運用の実用性を確認し、将来的な事業展開が環境にやさしいものとなるよう努力していく方針です。
レントの企業理念
株式会社レントは、1984年に設立以来、建設機械や産業機械のレンタル業務を展開してきました。時代の変化に応じた柔軟なサービス提供を行い、顧客のニーズに応えることを重視しています。「環境」「安全」「効率」をキーワードに、持続可能な社会の実現に寄与するレンタルサービスの展開を進めています。
レントでは、提供できる価値を「Value Plus」と位置付け、常にサービスの向上に努めています。
このような取り組みを通じて、株式会社レントは、多くの企業や個人に向けて環境にやさしいレンタルサービスを提供し、さらなる発展を目指しています。今後の実証実験の結果にも期待が寄せられています。