エンバーミング調査
2023-06-27 14:42:56
エンバーミングの全国調査結果とその需要の高まりについて
エンバーミングの全国調査結果とその需要の高まり
近年、エンバーミングという言葉を耳にすることが多くなりました。この施術は故人の遺体を生前の元気な姿に戻し、よりゆっくりお見送りできるようにするものです。遺体の長期間保存と周囲への感染防御を目的にした防腐や殺菌、修復が行われるため、利用者の間での需要が増えています。
エンバーミングとは?
エンバーミングは専門職のエンバーマーによって行われる処置で、故人を事故や病気等で傷んだ状態から、生前の元気な姿へと戻すことができます。施術を施すことで、ご遺体は最大で50日程度保存が可能と言われています。このため、火葬までの期間が長くなる場合でも安心してお別れができるというメリットがあります。
調査結果の概要
最近実施されたエンバーミングに関する全国意識調査では、以下のような結果が明らかになりました。まず、過去に葬儀で故人のご遺体の状態で困った経験を持つ人は約12名に1名という結果が出ています。具体的には、困ったと答えた人は7.8%でした。
さらに、エンバーミングについての認知度は31.8%でしたが、実際にサービスを利用した経験がある人はわずか4.1%にとどまりました。これに対して、「エンバーミングを利用したい理由」として、56.4%の人が「元気だった時の面影でお別れしたい」と答え、49.1%が「故人とのお別れの時間が欲しい」とも回答しています。20%以上の人が「地域での火葬待機時間が長くなるため」と答えたことも、エンバーミングが利用される要因となっています。
年々増加するエンバーミングの需要
エンバーミングサービスは、ここ4年間でその利用者が15.3倍に増加しています。その要因の一つには、火葬までの待機期間があります。特に夏場などは、故人のご遺体を自宅に安置する際に、保冷剤を頻繁に入れ替えたり、部屋の温度を下げたりといった対応が必要ですが、これには限界があります。
一方、エンバーミングを施すことで、長期的な保存が可能となり、火葬までの期間が伸びても心配せずに過ごせるようになります。これにより利用者が確実に増えてきているのです。
まとめ
エンバーミングは、故人を大切にお見送りするための施術として、ますます需要が高まっています。調査結果からも、その利用に対する関心が見受けられ、今後もこのサービスに対するニーズは増え続けると考えられます。日本における葬送の文化が変わりつつある中、エンバーミングが重要な選択肢として位置づけられる可能性があるのです。
会社情報
- 会社名
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株式会社ティア
- 住所
- 愛知県名古屋市北区黒川本通三丁目35番地1
- 電話番号
-
052-918-8200