福岡県みやま市では、母子モ株式会社が提供するデジタル化支援サービス『子育てDX』の一環として、「質問票サービス」が導入され、1月6日より運用が開始されました。この取り組みは、子育てに関連する様々な申請書類をアプリを通じて提出できるようにするものであり、地域の子育て支援のシステムを大きく変革しています。
みやま市の子育て支援策
みやま市では「心をつなごう! すくすく育て みやまっ子」という目標のもと、地域全体で子どもたちの成長を支援する環境づくりを進めています。2020年10月からは、母子手帳アプリ『母子モ』が導入され、妊産婦と子どもに関する健康データの管理、予防接種のスケジュールの確認、出産に関するアドバイスなどを提供し、子育て家庭に寄り添った支援を行ってきました。
今回、新たに追加された「質問票サービス」によって、妊娠届出書や赤ちゃん訪問の連絡票、おむつお届け事業の申請書、産後ケア事業の申請書といった手続きをアプリを通じて行えるようになります。これまでは、市役所での手続きに時間がかかり、担当者も書類の記入に煩わされていましたが、オンラインでの申請が可能となることで、利用者は手間を大幅に減らすことができます。さらに、市職員も事前に内容を把握できるため、業務の効率化が図れるでしょう。
デジタル化による利便性の向上
「質問票サービス」の導入によって、子育て世帯にとっての利便性が向上しました。アプリからは、必要な書類を24時間いつでも簡単に提出でき、これにより手続きの際の移動や記入の負担が解消されます。自治体としても、各家庭のニーズに応じたきめ細やかなサービスを提供し、子どもたちの健康を支える体制を強化できるわけです。
今後みやま市では、手続きがより簡単になるような仕組みを整え、安全で安心な子育て環境の実現に努めていく方針です。このような取り組みは、2030年までに妊娠から子育て期の情報を必要な人に届け、保護者や自治体、医療機関の負担を軽減することを目指しています。
役立つアプリの利用法
利用者は、母子手帳アプリ『母子モ』を利用することで、妊産婦と子どもの健康データを記録・管理できるようになります。送信される予防接種に関する情報や、育児に関するアドバイスは、家族の成長を見守る上で欠かせない情報となるでしょう。特別な機能として、家族との共有機能があり、離れた場所にいるおじいちゃんやおばあちゃんと情報を共有できる点も魅力の一つです。また、地域に関する情報もアプリ内で配信されるため、忙しい日常の中で手軽に必要な知識を得ることができます。
子育て関連事業のDXを推進している母子モ株式会社では、今後もさまざまな試みを通じて、地域住民の負担軽減を図り、安心で快適な育児環境づくりに寄与していくことを約束しています。アプリは、AndroidとiOSそれぞれのストアでダウンロード可能で、正式なウェブサイトにもアクセスすることでサービス内容を詳細に確認しながら、各種手続きが行えるようになっています。ぜひこの機会に、デジタルサービスを活用して、子育てをもっと楽に、もっとサポートし合える環境を手に入れましょう。