科学的人事アワードの実施について
2024年11月28日、東京都港区にあるウェスティンホテル東京において、株式会社プラスアルファ・コンサルティングが主催する「第3回 科学的人事アワード」が開催されました。このアワードでは、タレントマネジメントシステム「タレントパレット」を導入し、人材データを活用した革新的な人事戦略を推進している企業が表彰されています。
アワードの目的は、急速に変化する経済環境において企業の成長を支援し、社員が活き活きと働ける環境を構築することです。また、慶應義塾大学大学院の岩本隆氏が受賞企業の取り組みについて講評し、さらなる信頼性を与えました。
受賞企業とその取り組み
大賞を受賞したのは以下の5社です:
1.
ミサワホーム株式会社
- 人材を企業全体の「財」と見なし、従業員を可視化する取り組みを実施。横断的なサクセッサー管理や教育・研修の展開を通じて、人事戦略を経営戦略と連携させました。
2.
日本特殊陶業株式会社
- 経営戦略に基づいて、社員のスキルを可視化するスキルマップを整備。個人や組織がスキルを分析できるような環境を構築しました。
3.
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
- 社会課題の解決に寓意を持たせた人材育成を行い、知的資本の拡充を特徴とした経営戦略に基づく様々な取り組みを実施しています。
4.
株式会社ちゅうぎんフィナンシャルグループ
- 金融業特有の複雑な異動配置条件を可視化し、AIを活用して配置ロジックの研究を開始。科学的人事の進化を目指しています。
5.
青山商事株式会社
- 多角的なデータ分析に基づいて人材育成計画を立案し、求められる人材への成長を促進する取り組みを行なってきました。
特別賞も異なる企業に与えられ、アルフレッサ ホールディングス株式会社と株式会社ヒロテックが受賞しました。前者は人的情報基盤の整備を、後者は「人事情報の民主化」を目指し取り組んでいます。
科学的人事への道
現在、企業が直面する課題は多様化しています。生成AIなどの新しい技術が導入され、その波は人事戦略にも及んでいます。企業は人的資本経営の強化に注力しなければならなくなっており、そのためにはデータ活用の戦略を摩擦なく進める必要があります。タレントパレットはそんな企業にとっての有効なツールとなっています。
タレントパレットは、採用から育成、配置、評価に至るまでの一連の人材戦略を総合的にサポートするシステムです。約`4,000`社に及ぶデータ活用の実績を背景に、経営層の意思決定を後押しするためのデータ分析機能を提供しています。
アーカイブ配信の実施
さらに、2025年1月20日から2月28日までの期間、科学的人事エグゼクティブフォーラム2024の模様をオンラインでアーカイブ配信することが決定しています。特別講演や受賞式の模様も視聴可能ですので、興味がある方は是非ご確認ください。フォーラムを通じて、日本の人事戦略の動向を捉え、未来のヒントを得る貴重な機会となるでしょう。
公式サイトや配信サイトの情報を活用し、ぜひこの機会に科学的人事の重要性を改めて考えてみてはいかがでしょうか。