ジヤトコがCES 2026に初出展
ジヤトコ株式会社(静岡県富士市)は、2026年1月6日から9日まで米・ラスベガスで開催される、世界最大級のテクノロジーイベント「Consumer Electronics Show(CES)2026」に初めて出展します。そこで、同社の創造的なモビリティソリューションを紹介し、未来の移動の形についてのビジョンを発信します。
今年のテーマは「すべての人の移動を、もっと自由に」
ジヤトコは、「すべての人の移動を、もっと自由に」というテーマのもと、環境負荷の低減や高齢化社会への対応、さらには都市交通の課題解決を目指した新たな価値を示します。展示される製品は、電動アシスト自転車用の2-in-1ドライブユニットから、電動バイク用の2速自動変速インホイールモータードライブユニット、さらには移乗機構付き車いす「Lifmy(リフミィ)」など、さまざまな可能性を持つ製品です。
出展製品の詳細
電動アシスト自転車用2-in-1ドライブユニット
この製品はモーターと変速機を一体化したコンパクトな設計で、スムーズな走行と強力なアシスト機能を実現しています。アプリと連携することで、ユーザーにとって最適な体験が得られます。国内では、自転車メーカーのホダカ株式会社がこのドライブユニットを搭載したモデルを2026年春に発売予定です。
電動バイク用2速自動変速インホイールモータードライブユニット
インホイール型のこのユニットは、コンパクトな構造と高効率な駆動性能が特徴で、都市部から山間部まで幅広い移動ニーズに応えることが可能です。現在、パートナー企業と力を合わせて市場に投入する準備を進めています。
移乗機構付き車いす「Lifmy(リフミィ)」
この車いすは、介護が必要な方と介護する方両方に配慮した設計がなされており、独自のリフト機構を用いることで、移乗時の負担を軽減します。安全性に配慮しつつ、介護現場での使いやすさと利用者の快適さを追求した設計です。2026年初旬に発売予定です。
ジヤトコのビジョン
常務の小川英二氏は、「移動のあり方が変わる今、CESで未来のモビリティと社会課題解決に向けた私たちの取り組みを発信します」と述べています。ジヤトコは、人とモノの移動が生む価値を拡大し、すべての人が自由に移動できる社会の実現を目指します。
出展情報
- - イベント名: Consumer Electronics Show(CES)2026
- - 開催期間: 2026年1月6日~9日
- - 開催場所: 米国ネバダ州ラスベガス
- - ブース位置: 北ホール 10629(Micro Mobility Zone内)
- - 展示内容: 電動アシスト自転車用ドライブユニット、電動バイク用2速自動変速インホイールモータードライブユニット、移乗機構付き車いす「Lifmy」の実機
現地のブース内では取材対応も可能とのことです。ジヤトコの取り組みが、未来の移動の形を切り開くきっかけになることが期待されます。