デジタルアーカイブを活用した新しいキャリア教育プログラムの始動
株式会社誠勝が2024年9月11日、新たにデジタルアーカイブを活用したキャリア教育プログラムを正式に公開しました。このプログラムは、地域の経済の重要な役割を担う人々の歴史的な業績を掘り起こし、AIや機械学習を用いてその価値を再確認することを目的としています。全5日間にわたるこのプログラムに参加することで、受講者はデジタルアーカイブ制作や利活用に関するスキル、そしてプレゼンテーション能力を身につけることができます。
プログラムの概要
この新しいキャリア教育プログラムは、受講者が以下のような内容を学べる5日間の密度の濃いカリキュラムで構成されています。
1.
デジタルアーカイブの利活用と仕事観
2.
専用スキャナーを使用したデジタルアーカイブ制作の演習
3.
著作権処理済み自叙伝データを利用したAI・機械学習の演習
4.
社会貢献を念頭に置いた事業企画とプレゼンテーション作成
参加者は特許出願中のAI関連技術を活用した研修ツール「AIDARD」を使用し、3日目にはテストもあります。これによって、実践的なスキルと知識を身につけることができるのです。
背景と目的
このプログラムを開発した背景には、2023年4月に施行された改正博物館法があります。新たな事業活動としてデジタルアーカイブの制作と公開が求められるようになり、誠勝ではそれに伴いキャリア教育の方法を模索してきました。さらに、実際に多くの企業が後継者の不足に悩んでいることから、スムーズな事業承継を実現するための仕組み作りが必要です。特に、経営者の価値観を次世代に引き継ぐことが重要視されています。
そのため、デジタルアーカイブを通じて歴史に名を刻んだ企業家の魅力を再発見し、それを基にした事業企画を通じて次世代の育成を目指すプログラムが生まれました。
インターンシップの実施
2024年9月2日から6日にかけて、誠勝は奈良県でのインターンシップ推進事業に参加し、主に人文・社会科学系の学生を対象にプログラムを先行実施しました。このインターンシップでは、国立国会図書館次世代デジタルライブラリーに公開されている「岡本敏行自叙伝」を題材にし、地域資源としての価値を探求して事業企画の立案を行いました。受講生は、自ら考えた企画を誠勝の経営幹部や自治体職員にプレゼンテーションする機会も得ました。
株式会社誠勝について
誠勝は「文化を継承するアメーバを創る。」というミッションのもと、デジタルアーカイブを通じて地域文化の保存・活用に積極的に取り組む企業です。2012年に設立され、これまでに5,000社以上の企業にサービスを提供してきた実績があります。これからも誠勝は、ITとデジタルアーカイブを組み合わせることで、人々の生活に豊かさをもたらすための活動を続けていきます。
お問い合わせ情報
本プログラムに関する詳細やお問い合わせは、以下のリンクからご確認ください。
お問い合わせフォーム
東京本社:03-6457-7962
奈良支店:0742-22-5768
誠勝のデジタルアーカイブを活用したキャリア教育プログラムは、地域の未来を担う人材育成に期待が寄せられています。