奈良県の伝統野菜を生かした新商品のご紹介
無印良品を展開する株式会社良品計画が、奈良県の伝統野菜「大和丸なす」を用いた冷凍ピッツァ2種を新たに発売することが発表されました。この商品は、12月12日(木)から、奈良県や京都府を中心とした関西の無印良品12店舗で限定販売される予定です。
大和丸なすの魅力
「大和丸なす」は、奈良県でのみ生産される珍しい野菜です。肉厚でみずみずしい特長を持ち、皮が薄いため、甘みが際立ちます。しかし、昨今の生産者の高齢化により流通量が減少し、多くの人々にその魅力が伝わっていないのが現実です。そのため、良品計画の地域事業部は、この素晴らしい食材の認知度を向上させるべく、商品開発に取り組むことになりました。
地域活性化と地産地消
今回の取り組みは、地域の生産者支援と地産地消を促進することを目的としています。特に、地域の生産者や加工会社との連携が重要視されており、奈良県の丸三出荷組合を代表とする中西農園と共同でこのピッツァの開発が行われました。さらに、商品の加工は、地域の障害者支援団体である青菜仁会によって行われており、地域社会の一助ともなっています。
新作ピッツァ2種
新たに登場するピッツァは、「大和丸なすの素揚げとアンチョビのピッツァマルゲリータ」と「大和丸なすの素揚げの照り焼きピッツァ」の2種類です。
1. 大和丸なすの素揚げとアンチョビのピッツァマルゲリータ
このピッツァは、大和丸なすの素揚げをふんだんに用い、アンチョビとトマトソースの酸味が絶妙に絡みあっています。トロっとしたなすの食感と、豊かなうま味が引き立つ一品です。
2. 大和丸なすの素揚げの照り焼きピッツァ
こちらは、大和丸なすとグリルチキンを甘辛い照り焼きソースで仕上げた、子供でも楽しめる優しい味わいのピッツァです。家族で分け合って食べていただくのにぴったりです。
徹底したこだわりの製法
これらのピッツァは、厳選した材料を使用し、製法にもこだわっています。生地は小麦粉、塩、水、イーストのみを使い、低温長時間発酵を行うことで、香ばしい香りと食感を実現。歯切れの良い生地を手作業で成形しており、焼きあがったときにフワッとした軽やかさが楽しめます。
販売店舗と今後の展望
「大和丸なす」を使用したピッツァは、大阪や京都、奈良を中心に販売され、地域の人々に新たな食文化を提供します。良品計画は、地域事業部を通じて今後も地元の生産者との連携を深めていく予定で、地域産業の活性化や地産地消の促進に力を入れています。地域の特色を活かした商品開発は、これからも注目されることでしょう。
新たな地域の味覚をぜひお試しください。