新潟大学と会計バンクが連携したデータサイエンス講義
2025年5月30日、新潟市に位置する新潟大学の五十嵐キャンパスにおいて、会計バンク株式会社(以下、会計バンク)が特別講義「データサイエンス概論」を実施しました。この講義は、次世代のデータサイエンティストを育成することを目的としており、約130名の学生が参加しました。講師は会計バンクのデータサイエンティスト、武田光氏が務めました。
講義の背景
近年、多くの業界でデータ活用が進む中、専門的な知識を持つデータサイエンティストの育成は急務とされています。しかし、大学での教育はいまだに理論や算法に偏ったものが多く、実際のビジネスシーンで求められるスキルの習得が難しいのが現実です。このような状況を踏まえ、会計バンクは自身のノウハウを地域の学生に還元するために今回の講義を企画しました。
会社が提供するスマホ会計アプリ「FinFin」では、利用者の行動データや会計データをもとに信用力を可視化する仕組みを作り出しており、データサイエンスはその運用の中心に位置しています。
講義の概要
「データサイエンス概論」と題されたこの講義は、以下の内容で進行されました。
- - 会計バンクが保有するデータの紹介
- - 同社におけるデータサイエンスの事例
- - データサイエンス業務の詳細
- - データサイエンティストとしてのキャリア
壇上に立った武田氏は、自社のデータ活用における課題や成功例を示しながら、社会に貢献するデータサイエンスの意義を伝えました。
今後の展望
この講義はまた、会計バンクと新潟大学が今後も連携し、地域内で活躍できるデータ人材を育成するための第一歩となる予定です。データサイエンスはもはや一部の専門職にとどまらず、社会全体で重視されるスキルへと進化しています。会計バンクはスタートアップの柔軟性を活かし、地域に根差した教育プログラムを展開していく方針です。
教授と受講生の反応
新潟大学より講師を務めた教授、早坂圭司氏は、「社会に役立つデータサイエンスについての話題は学生にとって非常に興味深いもので、実践経験を持つ専門家の話を伺えることは貴重な機会です」と語りました。また、受講した学生たちも実社会で役立つ知識やキャリアのヒントを感じ取ったとしています。
会計バンクの使命
会計バンクは70年以上の歴史を持つ会計事務所を母体としており、フリーランスや小規模事業者を対象にした金融サービスを提供しています。新たな金融基盤を構築し、様々なニーズに応じたサービスを展開することで、データサイエンティストとしての育成にも力を入れています。
詳細は公式サイトをご覧ください。
会計バンク株式会社