近森病院の挑戦
2025-06-02 09:21:53

高知・近森病院が命を守るための新プロジェクトを発表!

高知の命を守る!近森病院の新たな取り組み



高知県高知市に位置する社会医療法人近森会 近森病院が、地域医療を守るための重要なプロジェクトに着手します。2025年6月2日から始まるクラウドファンディングでは、南海トラフ地震による津波対策として、空中通路と薬剤棟の建設を目指します。

プロジェクトの背景



近年の研究によると、南海トラフ地震は30年以内に約80%の確率で発生する危険性が高いとされています。高知県はこの地震による被害の想定地域とされており、太平洋に面した地勢が強く影響しています。

近森病院が位置する高知市の中心部では、最大で約2メートルの浸水が予想され、特に入院病棟と他の医療施設を行き来する際、浸水により行動が制限される可能性があります。この状況は、院内にいる患者や職員の安全が脅かされることを意味します。

計画の内容



現在の状況の中で、近森病院が直面している大きな課題は以下の二つです。
1. 施設間の移動制限: 入院病棟がある本館と北館が道路を挟んでおり、津波の影響で通行できなくなる恐れがある。
2. 薬剤の保護: 本館1階に位置する薬剤部では、浸水の危険性が高く、薬剤や必要資材が失われる可能性がある。

これに対処するため、近森病院は新たに以下の施設を建設します。
  • - 空中通路: 本館と北館・総合心療センターを接続し、浸水からの影響を受けない通路を確保。
  • - 6階建ての薬剤棟: 薬剤部を4階以上に移転し、浸水から守ります。

この取り組みにより、災害時でも医療サービスを継続して提供できる体制が整います。工事は2025年6月に開始し、2026年6月に完成を予定しています。

近森病院の役割



近森病院は、中四国地域において24時間体制で救急医療を行っており、2024年度の実績では約6,900台の救急搬送を行った実績があります。また、年間約11,000人の新入院患者、外来患者数は年間約139,000人に達するなど、地域の急性期医療において中心的な役割を担っています。

災害時には、地域の災害拠点病院としての機能も果たすべく、定期的な訓練や支援活動にも積極的に取り組んでいます。

クラウドファンディングの目的



さて、近森病院のこの重要なプロジェクトを実現するため、目標金額は1,000万円を設定し、2025年6月2日から7月31日までの期間にクラウドファンディングを行います。この資金は、空中通路と薬剤棟の建設に充てられます。

医療を通じて高知県の危機的状況を乗り越えるため、地域の方々や全国の皆さんにご支援をお願いしたいと考えています。医療は命を守るものです。私たちのミッションは、救える命を守ることなのです。

まとめ



近森病院のクラウドファンディングは、地域における医療の質と安全を向上させ、南海トラフ地震などの大規模災害に対抗するための挑戦です。高知県の未来を守るため、私たちとともに歩んでいくための力をぜひ貸していただけると幸いです。詳細は、下記のリンクからご覧ください。

クラウドファンディングページはこちら

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会社情報

会社名
社会医療法人近森会
住所
高知県高知市大川筋1-1-16
電話番号
088-822-5231

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