建築家・永山祐子が語る、写真集『建築から物語を紡ぐ』の魅力と未来

永山祐子の建築を紹介する初の作品集が登場

日本が誇る建築家、永山祐子氏の初の写真集『永山祐子作品集建築から物語を紡ぐ』が2025年5月に発売されます。本書は、国内外から高い評価を受けている永山氏のこれまでの代表作の数々を網羅し、建築物に宿る物語や思いを掘り下げる内容となっており、多くのファンや建築愛好家の注目を集めています。

注目のパビリオン設計

永山氏は2025年に開催予定の大阪・関西万博において、ウーマンズパビリオン（カートリエとのコラボレーション）やパナソニックグループパビリオン「ノモの国」の設計を手がけており、その意義は大きいといえます。これにより、彼女の建築哲学が具現化される場となるでしょう。

様々なプロジェクトを収載

本書では、LOUIS VUITTONの大丸京都店や豊島横尾館、最近ではドバイ万博の日本館や東急歌舞伎町タワー、松坂屋名古屋店といった代表作の数々が収められています。特に、本書の特徴的なポイントは、単に建築物の写真を掲載するだけではなく、作品にまつわる新たな物語や、永山氏のプロジェクト発想の根底にある考え方を深く掘り下げる点です。

包括的な目次

目次には、現代の建築をテーマにした多様なプロジェクトが紹介され、内容は多岐にわたります。例えば、確かにありそうな形状の構築、都市文化と商業の交差点としての役割を担うプロジェクト、そして人間の生の営みと向き合う作品群が挙げられています。また、寄稿者として建築史家の五十嵐太郎氏も参加し、永山氏の実力を裏付ける内容が展開されています。