AIと共に考える学習体験
2026年6月1日に株式会社Stardyが提供する新サービス『学習AI -Gent-』が始まる。このAI伴走型学習サービスは、ただ答えを与えるのではなく、学びのプロセスに生徒と共に寄り添うことを目指している。このサービスにより、学生たちは「なぜその答えになるのか」を自らの言葉で理解し、表現できるようになることが期待されている。
学習AI -Gent-とは
『学習AI -Gent-』は、オンライン予備校「河野塾」で使用され、映像授業を通じて生徒の疑問解消を支援し、要約や添削を行う。このプロセスにより、生徒は内容を深く理解し、自分自身の言葉で解答できる力を養うことができる。このような方法は、ただ答えを知るのではなく、自分の思考を言語化するトレーニングとして機能する。
背景となる教育環境の変化
近年、生成AIの利用が進む中で、教育現場でも様々な議論が生まれている。AIによる学習効率の向上は大いに期待されるが、一方でAIへの過剰な依存が「考える力」を削ぐ恐れも指摘されている。文部科学省は、主体的かつ対話的な深い学びを推進するための教育方針を強調しており、AIを用いながらも自らの思考を育てる必要がある。
大学受験においては、「答えを知る」だけではなく、なぜその解答になるのかを説明できる力が求められている。Stardyはこのような背景を踏まえ、AIによる学習支援システムを開発した。
機能の具体的な内容
国語・英語のサポート
国語と英語では、要約添削機能が特徴だ。生徒が作成した要約に対して、AIが問いかけを行い、どの部分が同じ内容か、または具体的か抽象的かなどを考えさせることで、文章の理解を深める。これにより、生徒は文章構造を自身の言葉で説明できる力を育むことができる。
数学の学習支援
数学の分野では、映像授業と連動したリアルタイムでの疑問解決を可能にする機能があり、生徒は授業中に浮かんだ疑問をその場でクリアにできる。選択肢形式や自由記述での質問に対応しているため、生徒は自分の理解度に基づいて質問ができ、理解を深めながら学習を進められる。
未来に向けた展望
Stardyは「勉強はコスパ最強の遊びだ」というテーマのもと、教育とテクノロジーの融合を進め、学びを楽しいものにする環境作りを目指している。今後は提供する講座を増やし、生徒の学習状況や理解度に応じた機能の強化を行うことで、さらなるサポートを提供する予定だ。
代表からのメッセージ
代表取締役の河野玄斗氏は、「自分の頭で考える力」の重要性がこれからのAI時代にはさらに高まると語る。AIを使うことは重要だが、それを道具として使うだけではなく、思考を深めるための伴走者として活用すべきだと強調している。『学習AI -Gent-』は、この理念をもとに学生が自ら考え出す力を育む手助けをすることを目指している。
河野氏は、東京大学医学部に現役合格した経歴があり、司法試験や医師国家試験も合格。その経験からも、学ぶことは楽しんで取り組むものであり、AIがその手助けをする存在でなければならないと考えている。こうした信念をもとに、Stardyは自立した学習者を育てることに力を入れていく。