圧力容器の最新規格解説書がリリース!
日本の圧力容器に関する技術者や設計者にとって、待望の一冊が登場しました。一般財団法人日本規格協会から発行される『JIS使い方シリーズ改訂版圧力容器の構造と設計-JIS B 8265:2024及びJIS B 8267:2022』が、2024年8月9日(金)に発行予定です。
更新された規格の概要
本書は、2022年に改正されたJIS B 8267と、2024年に改正予定のJIS B 8265に対応した内容となっており、規格間の整合性や関連する強制法規についても詳しく解説されています。圧力容器関連の重要な規範を理解するための手引きとして、特に実務者に向けた解説が特徴的です。
技術解説の重要性
今回の改訂では、強制法規における技術基準の違いについても触れられており、規格の改正に携わった専門家による解説は、その技術背景をより深く理解するための貴重な情報源となっています。単なる規格の羅列ではなく、その行間に潜む技術的な問題点や解決法についても考察されています。
豊富な計算例題
さらに、本書には実践的な視点を重視した計算例題が多数収録されており、圧力容器の設計者やボイラー技士など、実務に携わる方々にとって必須の一冊と言えるでしょう。具体的な計算例を通して、規格の適用方法を学ぶことができ、技術力の向上にも貢献します。
圧力容器とは?
圧力容器とは、高圧に耐えられるよう設計された容器であり、多様な産業分野で利用されています。具体的には、石油化学プラントや食品工場などで広く使われ、その設計や製作には厳格な規格が求められています。JIS規格は、その中でも特に重要な役割を果たしています。
開催される規格説明会
また、8月20日には、この新刊を副読本としたJIS B 8265およびJIS B 8267に関する規格説明会が開催される予定です。このセミナーでは、具体的なプログラムに基づいて説明が行われ、参加者は直接専門家の話を聞くことで、規格の理解を深めることができる貴重な機会となります。
まとめ
日本規格協会の『JIS使い方シリーズ』は、JIS利用者にとっての信頼できるパートナーとして位置づけられています。最新のJIS B 8265およびJIS B 8267をより良く理解するために、この解説書をぜひ手に取ってみてください。実務者にとって、技術的な知識を深めるための重要なリソースとなることでしょう。
【書籍情報】
- - 発行日:2024年8月9日
- - 編集委員長:小林英男
- - 価格:6,050円(税込)
- - 形式:A5判・408頁
- - ISBN:9784542304369
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