社内承継の実態
2025-09-10 13:35:31

社内承継を巡る現状と後継者の満足度調査結果

社内承継を巡る現状と後継者の満足度調査結果



オーナーズ株式会社が「社内承継における後継者の意識調査」を実施し、106名の回答を得ました。この調査からは、社内承継に対する後継者たちの不安感と、その一方で存続への満足感が浮かび上がりました。

調査結果の概略



一つの重要な発見は、社内承継を経験した後継者のうち、約80%が継承に「満足」しているという事実です。しかし、同時に多くは準備に対して不安を抱えていることも顕著でした。特に「責任を感じること」と「適性に関する不安」が上位に挙げられました。これらの結果から、後継者育成や支援体制の未整備が問題であることが浮き彫りになっています。

準備とその課題



社内承継の準備内容をみると、「会議参加」や「業務フローの理解」が中心であり、スキルの習得はおろそかになっている模様です。多くの後継者が実際に必要とされるスキル—財務や法務、戦略立案力—の不足を憂慮しています。約3割の後継者は、承継支援を全く受けられないという結果も示されています。このような中で、必要な支援として最も求められているのが「経営スキル習得」や「キャリア設計」です。

周囲の反応とその影響



社内承継の打診時に、周囲からの反応が後継者の判断に大きく影響を及ぼすことが分かりました。家族や社内幹部からの支持が多かった一方で、驚くべきことに、反対意見が逆に本人の決意を固める形になったと感じる後継者もいました。

社内承継を経験した後の満足度



社内承継を経た後継者の多くは、「裁量の大きさ」に満足感を得ています。自身の意思で経営に関与し、会社の変革や成長にチャレンジする姿勢が評価されています。しかし、一方で不満の声も少なくなく、株式取得時の資金繰りや、前任者からの引き継ぎの不透明さによる不安が指摘されています。

オーナーズ株式会社の代表取締役社長である作田隆吉氏は、調査結果から半数以上の後継者が「経営に対する責任と適性」を不安視している中で、それでも多くの人が承継に満足しているという結果は、後継者育成プログラムや支援体制のさらなる充実を求める声にもつながっています。

まとめと展望



今回の調査結果から言えるのは、『社内承継に対する後継者の期待と不安が同時に存在する』という面白い現象です。事業承継は長期的な視点から見ると、企業の未来を左右する重要な要素であり、この調査はその現実を明らかにしました。今後、オーナーズ株式会社は「RISONAL社内承継」を通じて、より効果的な後継者育成支援を行い、中小企業の社内承継を支援していく方針です。


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会社情報

会社名
オーナーズ株式会社
住所
六本木6-2-31六本木ヒルズノースタワー16階
電話番号
03-6831-9322

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