マクセルの全固体電池がインテリジェント画像認識ユニットに搭載
マクセル株式会社とその関連会社、マクセルフロンティアは、グループのシナジーを生かして、全固体電池の研究開発を行っています。このたび、マクセルが開発した「PSB401010H」が、自動化された生産ラインや装置に最適化されたインテリジェント画像認識ユニット「iXAM Vision Engine」に初めて採用されました。
画像認識の新しいソリューション
「iXAM Vision Engine」は、エッジAIに対応した画像認識ユニットであり、多様なカメラインターフェース規格(GigE Vision、USB3 Vision)にも対応。画像処理機能とエッジAI能力を融合させることで、パソコンを介さず安定したAI画像検査が可能になります。
このユニットは、2022年に発表されて以来、機器内部が高温になるためRTC(リアルタイムクロック)用のバックアップ電源としての課題がありました。しかし今回、マクセルの全固体電池「PSB401010H」がその課題を解決するに至りました。全固体電池は高耐熱性能を持ち、高温下でも使用できるため、ユーザーにとっての利便性が向上しました。
高耐熱性と省スペース化
マクセルの「PSB401010H」は高密度実装が可能で、リフローによる表面実装にも適しています。これによって省スペース化が実現され、製造工程の削減にも寄与しています。全固体電池の特長を最大限に活用することで、製品の競争力を一層高めています。
マクセルは今後も、アナログコア技術を活用し、長寿命、高耐熱、高出力、大容量の4つの軸を中心に、高性能で信頼性の高い全固体電池の開発を進めていく方針です。これにより、既存の電池技術では対応できなかった新しい用途の開拓にも取り組む予定です。
公式サイトとお問い合わせ
全固体電池の詳しい情報はマクセルの公式ウェブサイトで確認できます。また、製品に関するお問い合わせは専用のフォームを通じて可能です。興味のある方はぜひご訪問ください。
参考リンク
マクセルの全固体電池とインテリジェント画像認識ユニットの連携は、今後の技術革新や新たな市場の開拓に大いに期待されます。