かつお節を使わずにかつおの香り再現、「MAGI DASHI」新登場

浜弥鰹節株式会社の新たな挑戦

創業78年を誇る浜弥鰹節株式会社が、革新的な新商品を発表しました。それが「MAGI DASHI（マジダシ）」です。この万能つゆは、かつお節を一切使用せずに、かつおだしの香りと旨みを再現した点が特徴。本物を知り尽くした老舗かつお節屋によるこだわりの味が、多くの料理人から絶賛されています。特に、ヴィーガンやベジタリアンに配慮し、100％植物性である為、幅広い食の選択肢を提供します。

食文化の多様化に対応する「MAGI DASHI」

現在、食文化は多様化が進んでおり、特に植物性食品に対する需要が高まっています。日本の外食業界もこの変化に敏感で、インバウンド需要の増加と共に、ヴィーガンやベジタリアンのお客様に対応出来ることが求められています。そこで、「MAGI DASHI」は飲食店やホテルにとって貴重なアイテムとして注目されています。実際、7月からの販売開始以来、多くの大手食店がこの商品を導入。メニュー開発にも活用されています。

プロ愛用の万能つゆ

「MAGI DASHI」はプロの料理人にも評価されており、実際に「植物性でこの旨みと香りが出せるとは驚いた」という声が多数寄せられています。希釈タイプで使い勝手が良く、調理が容易なため、飲食店のキッチンでも非常に重宝されています。また、調理による味のブレも少ないため、安定したクオリティを保つことができます。

開発秘話：タブーに挑む

この商品を開発したのは、3代目の木村忠司氏。彼は「勝男武士」と称し、1,000回以上のだし講習を行い、かつおだし文化を広める活動を続けています。その際、彼はヴィーガンやベジタリアンの人々にもかつおだしの魅力を伝えたいと考えました。しかし、かつお自体が動物性食品であるため、その壁に直面。5年間の研究を経て、ついに「MAGI DASHI」の開発に成功せざるを得ませんでした。

世界市場へのアプローチ

浜弥鰹節株式会社は、国内でのさらに多くの顧客へのアプローチだけでなく、国外市場にも新しい挑戦をしています。2023年10月には、世界最大規模の食品産業見本市「ANUGA」にも出展予定であり、2026年にはドバイでの「Gulfood」出展も控えています。これにより、海外からの問い合わせが相次いでおり、グローバルな展開にも期待が寄せられます。

だし文化を広める新しい形

「MAGI DASHI」は、ただの調味料ではなく、食文化そのものを広げる可能性を秘めています。日本食の魅力を世界に伝えるために、ヴィーガンやベジタリアンのニーズに応えることは、浜弥鰹節の存在意義の一部であり続けています。今後もこのような新たな任務に挑戦しながら、企業としての成長を続けていくことでしょう。

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