補聴器の日の意義
2022-06-06 10:10:01
補聴器の日に考える聴覚ケアの重要性とその普及促進の取り組み
補聴器の日に考える聴覚ケアの重要性
6月6日は「補聴器の日」として定められており、これは補聴器の重要性を広く知ってもらうことを目的としています。この日が選ばれた理由は、数字の「6」を向かい合わせると耳の形に見えることから来ています。日本では、難聴を抱える人々が多く存在するにもかかわらず、それに対する理解や行動が十分とは言えないのが現状です。
難聴の現状と補聴器の認知度
日本の難聴者は約11.3%に上る一方で、実際に補聴器を使用している人はわずか14%と、欧米諸国に比べて格段に少ないのが実情です。これは、難聴を自覚したにもかかわらず、約6割の人が何らかの対処をしないことが要因とされています。つまり、補聴器の必要性を感じつつも、実際に手に取る人が少ないというのが日本の課題なのです。
2022年6月6日、オーティコン社はこの日を機に、補聴器に対する理解を深めるためのインタビュー動画を制作しました。情報を発信することで、聴覚ケアの重要性を広め、実際に補聴器を使うことへの抵抗感を減らすことを目指しています。
インタビュー動画での取り組み
インタビュー動画「先生教えて!補聴器をつけたらどうなるの?」では、聴覚の専門家である田中美郷氏と芦野聡子氏が登場し、補聴器に関する質問に分かりやすく答えています。この動画は、補聴器の種類や、使用することによって得られるメリットについて広く理解してもらうことを目的にしています。
具体的な質問内容としては、「補聴器は24時間ずっとつけていないといけないのか?」や、「補聴器をつけることで悪化するのでは?」といった、一般的な不安や疑問に対して専門家が親しみやすく応じてくれる内容となっており、多くの人々に製品やサービスへの関心を寄せるきっかけになることが期待されています。
絵本を通じた啓発活動
また、このインタビュー動画をもとに、絵本「補聴器をつけたらどうなるの?」のプレゼントキャンペーンも実施されています。この絵本は、聴覚に関する内容を分かりやすく解説しており、子供たちにも理解しやすい形で補聴器の役割を伝えています。応募者の中から抽選で30名に絵本がプレゼントされるこのキャンペーンは、聴覚に対する理解を促進するための良い機会です。
会社の理念と今後の展望
オーティコン社は、「Life-changing technology」という新しい企業理念を掲げており、難聴のある人たちが日常的に補聴器を利用し、健康リスクを軽減しながら充実した生活を送るための技術開発に尽力しています。補聴器は単なる音を大きくする装置ではなく、先進的なデジタル技術を搭載しており、個々のユーザーのニーズに応じたサービスを提供しています。
結論
6月6日の補聴器の日を通じて、私たちが知るべきは、聴覚ケアの重要性だけでなく、多くの人々に補聴器を通じて新たな生活の可能性を提案することです。オーティコンが展開する取り組みや情報発信が、聴覚に対する意識を高め、より多くの人々が補聴器を手に取る第一歩になればと願っています。今後もこのような活動に注目していきましょう。
会社情報
- 会社名
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デマント・ジャパン株式会社
- 住所
- 神奈川県川崎市幸区堀川町580番地ソリッドスクエア西館16階
- 電話番号
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