NTTイードローンが提案する鳥獣害対策ドローン
2024年10月9日から11日にかけて、千葉県の幕張メッセで開催される農業WEEKに、NTTイードローンが新たに開発した鳥獣害対策ドローンを出展します。このドローンは、特に農業の現場における鳥獣被害を軽減するために設計されており、最新技術を駆使しています。
鳥獣被害の現状
近年、農作物に対する鳥獣実害は深刻化しています。令和3年度の農林水産省の発表によると、被害総額は15,516百万円にも上ります。このため、農業従事者の負担は増大し、自治体や関連団体も対策に追われています。特に、効果的な追い払いの技術が求められていて、その解決策としてNTTイードローンが開発した新しいドローンの出現が期待されています。
ドローンの技術概要
NTTイードローンが展開するこのドローンは、一般社団法人地域総研が提供する鳥獣害忌避装置「クルナムーブ」を搭載しています。この装置は、鳥獣が嫌がるレーザー光を照射する技術を採用しており、特に鳥に対して高い効果を発揮します。設置型の装置ではすでにその効果が確認されているため、ドローンに載せることで、より広域の農地をカバーし、効果を発揮できることが期待されます。
実証実験の計画
神奈川県で進められている「ドローン実証実験支援事業」の中で、NTTイードローンの提案が採択され、実際のフィールドでの検証が行われます。このプロジェクトでは、鳥獣による農産物被害や、ゴルフ場でのカラスの被害といった具体的な問題に対して、ドローンを用いた追い払いの効果が検証される予定です。実証実験は、効果が確認でき次第、さらに多くの地域に展開される可能性があります。
農業WEEKでの展示内容
NTTイードローンのブースは、幕張メッセ国際展示場の展示ホール84-1に設置され、農業用ドローンAC101connectや米国の最新機種Skydio 2+、ANAFI Ai/USAなども展示される予定です。これらの展示を通じて、農業や鳥獣害対策、さらには点検や災害対策における新技術の導入を紹介し、参加者との対話を深める機会とします。
このように、NTTイードローンは鳥獣害に立ち向かうための新技術を提供し、農業の未来を支える役割を果たし続けています。今後の実証実験や新技術の進展に注目が集まります。
詳細情報
農業WEEKへのご来場は事前の登録をお勧めします。詳細については、
公式サイトをご覧ください。
お問い合わせ先
株式会社NTT e-Drone Technology
サービス推進部
メール:
[email protected]