新日本ケミカルの挑戦
2025-09-09 11:42:11

新日本ケミカルがAI-OCRサービス『DX OCR』を導入し業務効率化に挑む

新日本ケミカルがAI-OCRサービス『DX OCR』を導入



新日本ケミカル・オーナメント工業株式会社が、業務効率の向上と受注処理の精度を高めるために、AI-OCRサービス『DX OCR』を導入したことを発表しました。この新しいシステムは、手書きや印刷物を高精度で読み取る能力を持ち、これまでの業務プロセスを大きく改善することが期待されています。

1. 新日本ケミカル・オーナメント工業の概要



新日本ケミカル・オーナメント工業は、大阪府岸和田市に本社を置き、1981年に設立された製造企業です。主な製品には、食品包装資材や衛生資材、厨房機器、物流機器、店舗備品などが含まれています。このような多岐に渡る製品は、食品業界や医療現場での衛生管理や作業効率の向上に寄与しており、その高い信頼性とコストパフォーマンスが評価されています。

2. 課題とその解決策



同社では、毎日多くの取引先からFAXでの大量注文を受けており、受注内容を販売管理システムに手動で入力する作業が行われていました。手入力による転記ミスは約4〜5%の確率で発生し、業務の正確性を確保するためには二重チェックや三重チェックを行う必要がありました。しかし、それでもミスの完全排除は困難であり、さらにチェック作業に伴う人手も増大していました。そのため、効率的で正確な受注データ処理の方法が緊急に求められていたのです。

このような背景から、新日本ケミカル・オーナメント工業は、帳票設計が不要な『DX OCR』の導入を決めました。

3. DX OCRの特長と利点



『DX OCR』は、手書き文字を含むさまざまな画像文字をすばやくデータ化できるAI-OCRサービスです。特に特筆すべきは、このシステムがFAXで受け取った注文書を指定フォルダに配置するだけで、自動的にデータ化が行える点です。この機能により、作業者は手間を減らしながらも、業務の進行状況を簡潔に把握できるようになります。

データ化された情報は、帳票単位での確認・修正を行うことができ、マスターデータとの連携により、受注後の情報を基幹システム向けの形式に自動的に転換することも可能です。これにより、手作業による修正が大幅に軽減され、業務の属人化も防げるでしょう。

4. 今後の展望



この新しいAI-OCRシステムの導入により、新日本ケミカル・オーナメント工業は、入力作業を従来の約1/5に劇的に削減することを目指すとともに、紙の使用量を約1/8まで減少させる計画です。これは、業務運営の効率化だけでなく、環境への配慮にも繋がる取り組みです。

新日本ケミカル・オーナメント工業は、今後もAI技術を活用し、業務のさらなる効率化を図るとともに、高品質な製品を通じて社会に貢献していくことでしょう。


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会社情報

会社名
株式会社ハンモック
住所
東京都新宿区大久保1-3-21ルーシッドスクエア新宿イースト3F
電話番号
03-5291-6121

トピックス(IT)

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