ベトナムでの日本語基礎テストの配信開始
プロメトリック株式会社が、2025年6月11日からホーチミン、さらに6月24日からハノイで「国際交流基金日本語基礎テスト」(JFT-Basic)の配信を開始します。この試験は、主に日本に就労を目指す外国人が必要とする日本語能力を測定することを目的としており、日常会話に必要なコミュニケーション能力を評価します。
新たな試験環境の整備
プロメトリックは、コンピュータを用いた試験配信(CBT)の分野でのリーディングカンパニーとして、試験の公平性と利便性を重視しています。今後、この新たな試験配信により、多くの受験者が身近に試験を受けられる環境が整うことでしょう。これは特に、日本に来て働くことを希望するベトナムの方々にとって、大きなメリットとなります。国際交流基金の片山克人さんも、ベトナムの労働者の働く姿を目にしており、このテストが彼らにとっての新たなモチベーションになることを期待しています。
JFT-Basicとは
JFT-Basicは、日本語能力を測る試験の一つで、特に「特定技能1号」に必要な日本語能力を見極める基準としても用いられています。試験は、日常会話ができる能力や日常生活に必要な日本語を理解しているかどうかを評価します。外国人が日本で働く際に必要な基礎能力を測る重要な試験と言えるでしょう。
プロメトリックの取り組み
同社は、受験者の利便性を向上させるため、ベトナム国内での試験会場の拡充を計画しており、今後も多くの受験者に利用されることを目指しています。プロメトリックでは、世界各国に構築された高セキュリティのテストセンターや、オンライン試験の配信にも力を入れています。これにより、受験者にとってのアクセスの良さや信頼性が高められています。
まとめ
このように、プロメトリックの国際交流基金日本語基礎テストの配信は、ベトナムにおいて日本語を学ぶ人々にとって新たな道を開くものとなります。今後も多様な試験が利用できる環境を提供することで、より多くの方が日本での生活や仕事に挑戦できるよう支援していく姿勢を示しています。