Codelab、Wind River Studio Developerで開発ライフサイクルを加速

CodelabがWind River Studio Developerを採用

2024年7月30日、カリフォルニア州アラメダにて、ウインドリバーが大手IT企業Codelabによる新しい開発プラットフォームの採用を発表しました。このプラットフォーム、Wind River Studio Developerは、DevSecOpsとVxWorks®リアルタイムオペレーティングシステムに基づいた、より効率的な組込みソリューションの実現を目指しています。

組込みシステム開発の複雑さ

組込みソフトウェアの開発は、日々進化し続けるデジタル環境の中でますます複雑化しています。これを克服するには、ソフトウェアライフサイクル全体を通してのDevSecOpsアプローチが不可欠です。最新技術やクラウドネイティブツールの導入によって、開発チームは迅速なイノベーションを促進できますが、これらのツールは組込みソフトウェアに特有の課題にも対応する必要があります。さらに、既存のインフラストラクチャとの統合が求められるため、段階的なワークフローの改善が重要です。

Wind River Studio Developerの特徴

Wind River Studio Developerは、エッジからクラウドまでをカバーするDevSecOpsプラットフォームとして、ミッションクリティカルなシステムの開発を加速します。このプラットフォームは、以下の特徴を有しています。

- スケーラブルなクラウドリソースの活用: 大規模なデータ処理を支援し、従来の開発環境では実現できなかったスピード感での開発を可能にします。
- 自動化パイプラインの標準化: 手動による作業を削減し、エラーを減少させることに貢献します。
- クラウドベースのコラボレーション: 遠隔地でのチーム作業をスムーズにし、様々なオペレーションの透明性を向上させます。
- トレーサビリティの強化: ソフトウェアの開発過程を確実に追跡できることで、品質の保持を図ります。

Codelabの意義

Codelabのマネージングディレクター、ラドスワフ・ボレク氏は、Wind River Studio Developerが開発ワークフローの生産性を大幅に向上させると自信を持って述べています。「その柔軟性により、安全性やセキュリティを犠牲にせず、ソフトウェア開発の効率を最大限に高められます。私たちはウインドリバーとの戦略的パートナーシップを通じて、業界のニーズに応える専門的なソリューションを提供していきます。」

ウインドリバーの戦略

ウインドリバーの最高製品責任者、サンディープ・モドバディア氏は、「エッジにおけるインテリジェンスの向上やソフトウェア定義型システムへの移行は困難な課題であり、これを解決するためにWind River Studio Developerは設計されています。このプラットフォームによって、業界リーダーたちは競争力を保ちつつ、イノベーションを加速することができます」と述べています。

Codelabの紹介

Codelabは自動車業界や産業機器業界への専門的なCI/CDおよびDevOpsサービスを提供するテクノロジーソリューションプロバイダです。長年にわたり信頼されているサプライヤとして、Codelabは継続的インテグレーションとデリバリーの実践において突出した成果を上げています。電子制御ユニット、通信デバイス、サイバーセキュリティなど、幅広い分野において専門知識を持ち、顧客のニーズに応じた安定したシステムを実現します。

本記事では、Codelabとウインドリバーの新たな開発プラットフォームがもたらす未来について探ると共に、彼らが共に築く新しい技術の可能性に迫ります。さらなる詳細は、こちらでご覧いただけます。