フォレリウム2022の魅力—川崎から緑化を広げる
川崎市の溝の口で、2022年4月16日から24日までの間、都市緑化イベント『フォレリウム2022』が開催されます。このイベントは、都市における緑化を促進する新たな取り組みとして注目されています。
フォレリウムとは?
フォレリウムとは、運送用パレットを基盤にしたユニークなモバイルユニット式の緑化植栽システムです。パレットと植物の組み合わせにより、土壌のない場所でも多様な植栽が実現可能です。この新しいアイデアは、ゲリラガーデニングの手法を参考にしながら、緑視率の低い市街地での「まちの緑化」を目指しています。
今後は、このパレット式緑化ユニットを川崎市内の企業と連携してプロダクト化し、ICTによる都市緑化シミュレーションシステムの開発も計画しているとのこと。また、「森の学校」と呼ぶ造園業者によるワークショップを開催するなど、地域への広がりを期待しています。最終的な目標は「メイド・イン・カワサキ」として誇るべき、国内外へのグリーン・イノベーションシステムの創出です。
イベントについて
開催概要
- - 日程: 2022年4月16日(土)〜24日(日)
- - 開催時間: 10:00~16:00(週末は20:00までライトアップあり)
- - 場所: 川崎市高津区久本3-1-14 eM/PARK(持田駐車場屋上)
このイベントは、フォレリウム実行委員会やエム・パーク通り商店会など、様々な協力団体によって運営されます。主な目的は、溝の口地域における緑化の広がりを図り、脱炭素に対する理解を深めることです。さらに、地域の商業活動を活性化し、文化発信の場を提供することが狙いです。
具体的な内容
- - グリーン・インスタレーション: 緑化パレットを用いた作品が展示されます。
- - 狂言ワークショップ: 日本の伝統文化を学ぶイベントが実施されます。
- - ミートフェスティバル: 地元の飲食店による出店や販売が行われます。
- - ソトアソビ: アウトドア関連のガレージブランドやフリーマーケット、薪テントサウナ体験、リフレッシュヨガなどを楽しむことができます。
さらに、4月16日(土)には、川崎フロンターレのマスコットキャラクター「フロン太くん」が登場し、森の妖精「モリオン」と共にイベントを盛り上げる予定です。
eM/PARKとは?
エム・パークは、2021年5月に設立された「まちを育む広場」です。食、休息、育成、遊びを融合させた複合エリアとして、地域の可能性を開拓しています。立体駐車場と新設の複合施設が一体となり、開放感のある空間を提供しています。
春の訪れを感じる中、忘れられない都市緑化の体験をぜひ、『フォレリウム2022』でお楽しみください。