株式会社近代、ハノイ国家大学での日本就職セミナーの成功を収める

株式会社近代、ハノイ国家大学でのキャリアセミナー

株式会社近代（本社：石川県金沢市、代表取締役：野村隆太）が2025年12月6日、ハノイ国家大学・外国語大学にて日本でのキャリア形成を希望する学生向けのキャリアセミナーを初めて開催しました。この大学はQSアジア大学ランキングでも名を馳せており、ベトナムの中でも屈指の名門校として知られています。

当日は、ハノイ国家大学の副学長や日本語文化学部の学部長、国際協力部副部長など、計9名の教職員が出席し、大学公認の公式イベントとして行われました。セミナーには約120名の学生が参加し、特に日本語文化学部の3年生および4年生が中心となり、N1からN3の日本語資格を持つ学生たちの間で高い関心が寄せられました。質疑応答の場面では、学生たちが積極的に質問を行う様子が見受けられました。

セミナーの目的

本セミナーの主旨は、日本で働きたいと考える学生に対し、日本での働き方や生活、就職プロセスを正確に理解する機会を提供することです。また、ベトナムの優秀な学生と日本企業との間で新たな“選択肢”や“つながり”を作り出し、特に地方でのキャリア形成に向けた新しい道を授けることにも焦点を当てました。これにより、学生が自身の将来のキャリアをより具体的にイメージできるような支援を行う内容となっていました。

社会的背景

現在、日本国内では人口減少と若年層の都市集中が進行中で、特に地方企業が直面している人材不足の問題が深刻化しています。製造業やIT業界、サービス業などの各分野では、求人数が圧倒的に多く、企業の採用計画に大きな影響を与えています。一方、ベトナムでは優れた日本語人材が育成されており、N1からN3レベルの実践的な日本語を持つ学生が増えてきています。

しかし、以下のような問題から、日本への就職を希望する学生が多くの壁に直面しているのが現状です。

- 日本の就職プロセスが分かりづらい
- 自分に合った企業や働き方を理解できない
- 正しい情報にアクセスできない

このような「情報ギャップ」を埋めるために、株式会社近代は本セミナーを企画しました。

今後の展望

株式会社近代は、2025年の1月から3月にかけて、ハノイ国家大学を含む複数の大学で継続的にキャリアセミナーを実施する予定です。参加した学生に対しては、個別のキャリア相談や日本語レジュメの添削、面接準備セミナーなどのサポートを継続して提供します。さらに、日本企業を招いての合同企業説明会の開催や、現地視察会を通じた直接的な交流機会の提供、大学との公式連携なども検討しています。これにより、ベトナムの学生が日本で働く機会を拡大し、同時に日本企業の人手不足解消にも寄与することを目指しています。