新たな病院の面会システム「スマート面会」が登場!
2025年9月17日、Dr.JOY株式会社が世界患者安全の日に合わせて導入する「スマート面会」は、病院の面会手続きを自動化する画期的なシステムです。本システムの導入により、従来の面会手続きの煩雑さを解消し、来院者、患者、病院スタッフの三方にとっての利便性を向上させることが期待されています。
面会の課題と必要性
病院の面会には、患者の安全を確保し、家族への配慮を行い、現場の業務を円滑に持続させるという高いハードルがあります。しかし、手書きの面会カードや面会証の手渡しが残る中で、面会に訪れる人が増えると、受付に長い列ができ、病室までの移動が混雑することが度々起こっていました。この状況は特に、制限が緩和された際に顕著に現れ、患者や来院者にストレスを与える要因となっていました。
こうした課題を解決するために、Dr.JOYは面会システム「スマート面会」を開発しました。これは、家族がスマートフォンから簡単に登録でき、院内ではタブレットを利用してスムーズに入退館手続きを行えるシステムです。来院者の負担を軽減しつつ、入院患者とその家族が安心して面会できる環境を提供します。
スマート面会の特徴
このシステムでは、以下のような特徴があります。
1.
面会登録と日時指定:面会者は入院時にQRコードで専用サイトにアクセスし、必要な情報を入力。面会日時もSMSで通知されます。
2.
セルフ入退館:院内タブレットを使用して、「入館」または「退館」を選び、電話番号を入力するだけで面会証が自動的に発行されます。
3.
来院予定の可視化:病院内のスタッフは面会者の来院状況を把握でき、処置などと重ならないように調整することが可能です。
4.
コミュニケーションの円滑化:修正や質問があれば、事前に収集し、SMSで迅速に連絡ができます。
5.
管理の効率化:電子カルテと連携し、面会者情報を統一したデータベースで管理できる機能もあり、業務の効率化にも寄与します。
この新しいシステムが実現するのは、面会の時間と質の向上です。来院者が安心して面会を楽しむことができるだけでなく、スタッフも業務が円滑に進むため、医療の現場における全体的な効率化が図れます。
導入のメリット
「スマート面会」を導入することにより、医療現場に多くの利点がもたらされます。
- - 直接的なケア時間の拡大:業務の中断を最小限に抑え、直接患者と向き合う時間を創出します。
- - 家族とのコミュニケーションの質:事前に問い合わせ事項を把握することで、より丁寧な対応が可能になります。
- - 教育的効果:新人教育においても、家族のケアに関する知識を学ぶ機会として活用できます。
今後の展望
Dr.JOYは今後、さらなるシステムの改善や電子カルテとの連携強化に取り組み、業務の非効率の解消に向けた努力を続けていく意向を表明しています。医療従事者が患者に対して向き合う時間をより多く確保できるよう、工夫を重ね、最適なサービス提供を目指します。
患者と家族の今までにない面会体験を実現するため、リリースに向けた準備が着々と進められています。“行列ができない面会運用”を実現するための取り組みに、ぜひ注目してほしいと思います。