SSBJ基準対応支援サービスの概要
リスクマネジメントコンサルティングを手掛けるニュートン・コンサルティング株式会社が、サステナビリティ開示基準(SSBJ基準)に対応する支援サービスを2025年11月19日より開始します。この新サービスは、企業がサステナビリティ情報を単なる報告義務として捉えるのではなく、企業価値や持続的成長の前提として位置づけることを目指しています。
1. サービス提供の背景
近年、投資家や市場は企業の環境および社会への影響を重視し、サステナビリティに関連する情報の開示を求めています。SSBJ基準は、企業に対してサステナビリティ情報の開示を求めるだけでなく、その情報を経営戦略に組み込むことを求めています。これは単なる規制遵守ではなく、「経営の変革要求」として捉えられます。
企業は、判断基準を鵜呑みにするのではなく、自社の企業価値向上を目指して、適切なリスクマネジメントを行う必要があります。これにより、実効性の高い経営管理体制を構築し、勝つための「機会」を狙うことが重要です。
2. サービスの特長
本サービスの主な特長は以下の通りです。
1. リスクベース・アプローチ
SSBJ基準への対応において、全ての要求に応えることが重要ではなく、自社における優先事項を見極めることが重要です。私たちは、企業独自のリスクおよび機会を評価し、必ず対応すべき事項と裁量で判断できる事項を明確に仕分けます。この方法により、企業は過剰な対応を避け、本来の重要な領域に資源を集中できます。
2. 経営目的に基づくアドバイザリー
提供するサービスは、開示のためのテンプレートやデータ収集に留まるものではありません。企業の経営戦略に沿った形で、SSBJ基準に対応することが目的であることを重視しています。議論をファシリテートし、部門を越えた体制の構築を支援します。
3. 既存資産の統合と最適化
SSBJ基準への対応は新規のものではなく、既に存在するサステナビリティ関連の取り組みを基盤にします。企業が取り組んできた気候関連財務情報の開示や人権関連のデューデリジェンスを、SSBJ基準に合わせて整理し、活用すべき要素を特定します。これにより、無駄な作業を排除し、効率的な移行が可能になります。
3. サポートの流れ
本サービスは、以下のようなステップで提供される予定です。
- - Phase 1: ギャップ分析とロードマップの策定。未対応事項を可視化し、優先順位を明確にします。
- - Phase 2: 開示に必要な体制やプロセスの構築を支援します。
- - Phase 3: 開示プロセスをしっかりと組織に根付かせるための支援を行います。
4. 対象企業
このサービスは、プライム市場上場企業を中心に、SSBJ基準への対応が求められる企業や、開示の高度化を目指す企業などを対象としています。特に2026年3月期以降の適用を考慮する企業にとって、これは重要な支援となるでしょう。
まとめ
ニュートン・コンサルティングが提供する今回のSSBJ基準対応支援サービスは、企業がサステナビリティの課題を乗り越え、自社の価値を向上させるための道筋を示しています。経営戦略に沿ってサステナビリティを統合することが、今後の企業競争での生き残りに繋がります。
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