カーライルとMemsourceの投資
2020-07-02 15:00:09
カーライル・グループが翻訳ソフトのMemsourceに投資、成長を加速へ
カーライル・グループが翻訳業界の革新を促進
近年、カーライル・グループがチェコ共和国プラハに本社を構える翻訳ソフトウェア企業、Memsourceに投資したというニュースが話題となっています。この投資は、特に通信、メディア、テクノロジー分野に焦点を当てた成長志向のファンドを通じて行われ、Memsourceの国際的な成長を支援することを目指しています。
Memsourceは、2010年に設立されて以来、企業や言語サービス業界のニーズに応える翻訳技術を提供しており、多言語コンテンツの自動化を進めています。特にAIを活用したその技術は、ローカリゼーションの過程をより簡単に、迅速に、かつ効果的に行うことを可能にしています。Memsourceには、Uber、Zendesk、Supercell、Vistaprintといった業界のリーダー企業が顧客として名を連ねており、その成長は顕著です。
MemsourceのCEOであるDavid Canek氏は、カーライルとの提携に対し、「お客様企業のローカライゼーションの最適化を支援するためにカーライルのGrowth Techチームと協力できることを光栄に思います。当社の特許技術を活かし、より迅速かつ革新的なソリューションを提供していきます」と述べています。これにより、Memsourceは北米やアジアなどの主要市場でのテクノロジーの発展を加速することが期待されています。
一方、カーライル・グループのFernando Chueca常務取締役も「Memsourceの開発を支援できることに喜びを感じています。Memsourceは比較的若い企業ですが、既にローカライゼーション市場において重要な位置を占めており、業界に革新をもたらしています」とコメントしています。
カーライル・グループの背景
カーライル・グループは、コーポレート・プライベート・エクイティ、リアルアセット、グローバルクレジット、インベストメントソリューションといった多岐にわたる事業に従事するグローバルな投資会社です。2020年3月31日現在では、運用資産が2170億ドルに達し、その影響力は各地域に広がっています。32の事業所を持つカーライルは、今後も様々なビジネスの成長を促すべく、積極的に投資を行っています。
Memsourceの特長と今後の展望
Memsourceはその技術力のみならず、市場ニーズに合わせた柔軟なプラットフォームが評価されています。2019年には、最も実用性の高い翻訳管理システムとして評価されており、500以上の言語と50以上のファイルタイプに対応しています。機械翻訳エンジンの数も30を超え、顧客は多数の選択肢から自分に適したサービスを選ぶことができます。
このような背景から、カーライル・グループの投資がMemsourceにどのように影響を与えるのか、多くの業界関係者が注目しています。今後、AI技術の進化が進む中で、Memsourceがどのように市場での地位を確立し、企業のローカリゼーションプロセスを変革していくのか、動向が楽しみです。これからもMemsourceから目が離せません。
会社情報
- 会社名
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Memsource a.s.
- 住所
- 東京都豊島区南池袋2丁目49-7池袋パークビル 1 階
- 電話番号
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