武蔵野大学、生涯学習エキスパート制度を新設！学びを形にする時代の到来

武蔵野大学、生涯学習エキスパート制度の開始について

武蔵野大学（東京都江東区）は、2024年11月より「武蔵野大学生涯成長学習エキスパート制度」を新たに立ち上げることを発表しました。この制度は、受講生が生涯学習講座の受講回数に基づいて、称号を授与されるというユニークな取り組みです。学び続ける力が現代社会でより一層求められるようになっている中、特に「人生100年時代」と言われる今日、長い人生を更に充実させるための生涯学習が注目されています。この制度によって、受講生が積み重ねた学びを可視化し、自身の成果を実感できる機会を提供することを目指しています。

制度の詳細について

「武蔵野大学生涯成長学習エキスパート制度」では、受講した講座の回数に応じて、以下の3つの称号が授与されます。

- ゴールド：対象分野の対面講座とWeb講座にて各30回受講し、合計600回受講
- シルバー：対象分野の対面講座とWeb講座にて各20回受講し、合計300回受講
- ブロンズ：対象分野の対面講座とWeb講座にて各5回受講し、合計100回受講

受講生には、該当年度の最後に行われる授与式に招待され、表彰状、盾、またはオープンバッジが贈呈されます。オープンバッジは、デジタル形式で証明書としての役割を果たし、受講の成果をオンラインで管理可能です。

対象講座と分野

武蔵野大学生涯成長学習講座では、特に「仏教」「文学」を中心に多様な講座が開設されています。また、歴史、医薬学、経済学などの分野も網羅されており、一部の講座は非常に人気が高く、キャンセル待ちになることも珍しくありません。Web講座では、PCやスマートフォンを利用して自宅で視聴できるため、受講生は自身のペースで学ぶことができます。視聴期間中は内容を何度でも繰り返し見ることが可能です。

武蔵野大学の背景と今後の展望

武蔵野大学は、1924年に設立され、仏教精神に基づいた教育を行っています。長い歴史を持つ中で、2003年に武蔵野大学に改名し、男女共学化を経て、これまでに12学部20学科を有する総合大学へと成長しました。特に、2019年に開設されたデータサイエンス学部や2021年に開設されたアントレプレナーシップ学部は、多くの注目を集めています。また、2023年にはサステナビリティ学科も設立し、2024年にはウェルビーイング学部を開設予定です。このような進展は、学生に向けた豊かな教育環境を整えるための一環として位置づけられています。

武蔵野大学がこれからの時代に求められるクリエイティブな人材育成のため、不断の改革を進めていることが分かります。学ぶことが貴重な資産となる時代において、この「生涯成長学習エキスパート制度」は、学びのプロセスを通じて人々の成長を促進する重要な役割を果たすでしょう。