株式会社ランディックス、強固な業績と新システムでさらなる成長を目指す

株式会社ランディックスは、2026年3月期の第1四半期決算を発表しました。この決算は、前年同期比で売上高が77.7%増の66.8億円、経常利益が947%増の9.88億円という驚異的な成長を記録しています。経常利益率も目標の10%を大きく上回る14.8%に達しています。

高い利益水準を維持する安定した決算

今回の決算は、業績の安定感を示すもので、年度前半での高い利益水準確保が期待されています。前年から繰り越した4棟の収益用不動産が予定通り引き渡され、東京エリアでの高額帯住宅の需要も堅調です。このような背景から、今後の在庫調整がスムーズに行われる見通しです。

利益額は、2四半期連続で最高益を更新しており、投資家たちに安心感をもたらしています。特に、今回発表された増配の決定は、業績達成確度の向上を示す重要な要素です。1株配当は年間40円から42円に増加し、中間・期末それぞれで21円ずつの配当が予定されています。

新たな成長戦略「目利きAI」の導入

さらに、同社は「目利きAI」という新システムの実運用も開始しました。これは、社内データを統合し、売却ニーズと購入ニーズを突合するAIシステムです。この取り組みによって、販売確度の事前測定が可能になり、相場観を定量的に分析することで、お客様に最適な物件を提供できる体制を整えています。

エリア拡大の進展と収益用不動産の状況

エリア拡大においては、昨年度急激な展開を行った結果、一部地域で利益水準が低下したものの、2026年3期1Qでは順調な成長が記録されました。東京エリアにおける既存事業が成長し続けており、売上高500億円の達成が見込まれています。この勢いを利用し、1000億円規模へと成長を目指す取り組みを継続していく方針です。