新たなアートプログラム『IHJ Cultural Lobby 異種間クロストーク』が誕生
東京都港区にある公益財団法人国際文化会館(理事長:近藤正晃ジェームス)のアート・デザイン部門のディレクターである長谷川祐子がモデレーターを務める新しいプログラム『IHJ Cultural Lobby 異種間クロストーク』が始まりました。このプログラムは、現代社会が抱える様々な課題に対し、アートを通じた新たな視点とコミュニケーションを提案するものです。
現代は、ウクライナ侵攻やガザ紛争などが影響し、世界は混沌とした状態にあります。さらに、生成AIや気候変動、多様性、公平性、包括性(DE&I)の推進など、多くの問題が私たちの前に立ちはだかっています。『IHJ Cultural Lobby 異種間クロストーク』は、これらの課題に対し、アートの知恵を武器にし、文化や政治経済、科学などさまざまな分野の交流を図ることを目的としています。アートは人々をつなぎ、共感やコミュニケーションを生み出す力を持っています。
プログラムの内容
さまざまな異色のゲストを交えたトークセッションが展開されるこのプログラム。第一弾は「コミュニケーションの起源としての踊りとは?」というテーマで、霊長類学者の山極壽一博士と国際的なダンサー・俳優の森山未來氏をゲストに迎え、言葉が誕生する以前のコミュニケーションの形としての踊りの役割について議論が繰り広げられました。
第一回トークセッション
- - テーマ: コミュニケーションの起源としての踊りとは?
- - ゲスト: 山極壽一(霊長類学者)× 森山未來(ダンサー・俳優)
このセッションでは、踊りがどのように人類のコミュニケーションに影響を与えてきたのか、そしてリズムや動きが持つメッセージの重要性に焦点を当てました。
第二回トークセッション
続いて開催される第2弾は「生命と知とは何か:AIと考える新しいヒューマニティー」をテーマに、東京大学の理学博士で人工生命を研究する池上高志氏、現代アーティストであるスプツニ子!氏、そしてAIを搭載した自律アンドロイド「オルタ3」が参加します。このセッションでは、AIの進化とそれがもたらす新たな人間性について深く考察します。
- - テーマ: 生命と知とは何か:AIと考える新しいヒューマニティー
- - ゲスト: 池上 高志(理学博士、東京大学)× スプツニ子!(アーティスト)× オルタ3(アンドロイド)
参加を通じての期待
長谷川祐子が主導するこのプログラムは、単なるトークセッションに留まらず、参加者が新たな視点を得る機会を提供します。アートの力を使って社会の分断を超え、思考を深める場を創出するこの活動は、多様な意見が交差することで新たなアイデアが生まれることを期待しています。
国際文化会館とは
国際文化会館は、1952年に設立され、日本と世界の文化交流を促進することを目的とした非営利団体です。その活動は、国際関係や地域研究、アートなどの多岐にわたります。新たな時代に向け、多様な知識や文化が交わる場として、今後の展望が期待されます。
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