市販薬の重要性
2024-11-07 18:06:34

コロナ禍における市販薬の重要性と健康管理意識の変化

コロナ禍における市販薬の重要性と健康管理意識の変化



新型コロナウイルス感染症への不安が広がる中、私たちの健康管理のあり方にも変化が見られます。第一三共ヘルスケア株式会社が実施した意識調査によると、コロナ禍を経て市販薬(OTC医薬品)の利用が拡大し、自己管理の意識も高まっています。

調査のポイント


今回の調査では、20~60代の男女に対して、コロナウイルスに対する不安や市販薬の活用方法について尋ねました。その結果、74.0%の女性が「新型コロナウイルスは心配」と回答し、手洗いやうがいが流行時と比べて「増えた・変わらない」と答えた人は80%を超えました。

特に60代女性では、「心配」と答えた割合は74.0%に達しており、高齢者層の感染者数が増加し続ける中でますます不安が募っていることが窺えます。

市販薬の対処法


興味深いことに、風邪をひいた時の対処法として「市販薬で対処する」と答えた人は44.7%に達し、「医療機関を受診する」の33.2%を上回りました。市販薬を選ぶ際には、成分(46.8%)、価格(35.6%)、安全性(31.6%)が重視されていることも分かりました。

薬剤師への相談率


調査結果によれば、薬剤師に相談した経験がある人は約34.1%とされ、専門家の知識をもっと活用すべきという声が強まりました。市販薬の中には、薬剤師のみが販売する「要指導医薬品」や「第1類医薬品」が存在しますが、それに関する知識は低いままです。要指導医薬品を理解している人はわずか7.3%、第1類医薬品の認知度も10.7%にとどまりました。

基本的な感染対策の重要性


これからの季節、風邪やインフルエンザの流行が懸念されるため、基本的な感染対策を継続することが求められます。新型コロナウイルスが完全に消えたわけではなく、マスク着用の減少傾向が見られる中での安心感も危険を招く可能性があります。

自己管理と専門家の相談


調査では、体調不良時にすぐ医療機関に行かず市販薬を購入する人が多く見られるようです。セルフケアやセルフメディケーションの重要性は今後も高まり続けるでしょう。しかし、薬剤師などの専門家に相談することは大切です。誤った薬の使用はかえって健康を害する恐れがあります。症状が続く場合は、必ず医療機関を受診することが推奨されます。

まとめ


この調査を通じて、コロナ禍が我々の健康観と市販薬に対する考え方を大きく変えていることがわかりました。第一三共ヘルスケアは、「多様な医療ニーズに応える医薬品を提供する」ことを理念とし、今後も市販薬の活用を推進することで、より健康で美しい社会の実現に貢献していきます。

内科医の正木初美先生のコメントにもあるように、自己流での対策ではなく、専門的な知識をもとにした健康管理が大切です。皆さんも、日々の健康を自己管理しつつ、必要な時は専門家に相談することを心がけてください。


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