サイバー大学、国内初のオープンバッジ大賞受賞の意義
福岡市に拠点を構えるサイバー大学は、一般財団法人オープンバッジ・ネットワーク主催の「第2回オープンバッジ大賞」において、最高評価である「大賞」を獲得したことを発表しました。この栄誉は、教育機関としては初めての快挙であり、全国の300を超える団体から選出されたものです。
受賞の背景とオープンバッジとは
オープンバッジとは、学修やスキルの取得をデジタル化し、可視化するためのシステムです。そして、オープンバッジ大賞はその中で特に優れた取り組みを表彰するものです。本学が受賞した理由としては、
- - 発行した「サイバー大学マイクロクレデンシャル」が特に評価されたことが挙げられます。
- - このマイクロクレデンシャルは、学位プログラム全体で利用される新たな教育手法を示しています。
新たなカリキュラム体制の導入
2024年度からサイバー大学はカリキュラムの大幅な改訂を行います。それにより、4段階のランク(ブロンズ、シルバー、ゴールド、プラチナ)で成果を証明する、29種類の積み上げ型マイクロクレデンシャルが導入されます。これにより、学生は自らの学習成果をより具体的に示すことが可能になります。
また、2024年度には初年度として約5,000個のオープンバッジが発行される見込みです。
- - これにより、学生の単位修得状況を反映したデジタルバッジで学習成果を証明できます。
- - さらに、このマイクロクレデンシャルは国際基準に準拠しているため、国際的なキャリアにも直結させることが可能です。
社会的インパクトの期待
サイバー大学の取り組みは、国内外の教育機関に大きな波及効果をもたらすと期待されています。特にオープンバッジの活用によって、学習者は自分のスキルを容易に証明し、就職活動やキャリアアップに活用できる能力を持つことができます。
本学は今後もデジタル教育を先導し、オープンバッジの普及に努めます。学修成果を可視化することで、継続的な学習を促進し、キャリア構築を支援していく所存です。
授賞式と今後の展望
「eラーニングアワードフォーラム 2024」が11月5日に開催される際、授賞式が行われる予定です。この場で、本学の学長が記念講演を行います。詳しい情報はオープンバッジ・ネットワーク財団の公式サイトでご確認いただけます。
まとめ
サイバー大学のオープンバッジ大賞受賞は、新たな教育のパラダイムを示す重要なステップです。デジタル大学としての特性を活かし、学生が自らの学びを証明し、キャリアに結びつけるサポートを今後も強化していくことが期待されています。