2024年9月28日(土)、静岡市の常磐公園で開催された『スポGOMI甲子園2024静岡県大会』では、全30チームが参加し、盛況のうちに幕を閉じました。参加者は合計87人で、この日だけで94kgのごみを拾い集める成果を上げました。
大会で優勝を果たしたのは、常葉大学附属橘高等学校の「勇猛果敢」チーム。彼らは見事なチームワークを発揮し、集めたごみの総量は5.16kg。そして1162.5ポイントを獲得するという素晴らしい結果を残しました。準優勝のチームとはわずか70.5ポイント差の僅差での勝負となり、彼らの3連覇が達成されたのです。
大会に参加したのは、1チーム3名で構成された30チームです。この中には3チームのメンバーの中から欠席者が出て、最終的に87人が参加しました。各チームは競ってごみを拾い、序盤からエリア内を駆け回る姿が印象的でした。
収集されたごみの中には特に燃えないごみやビン・缶が多く含まれており、環境問題に対する関心の高まりがうかがえました。集められたごみの詳細を見てみると、51.55kgが燃えないごみ、21.86kgがビン・缶という結果でした。昨年と同様、多くのプラスチックや飲み終わったお酒の缶が目立ち、参加生徒たちはポイ捨てされたごみが海へ流れ込む現実について深く考える機会となったようです。
優勝チームのメンバーは、「仲間と協力してごみを見つけることができたのが大きな要因です。地域を綺麗にするお手伝いができて良かった」と喜びの声をあげました。静岡県大会を通じて、海洋ごみ問題に対する理解が深まったことも確認され、イニシアチブの重要性が再認識されました。
収集したごみの中には、使用済みの傘やペットボトル、空き缶が多く、日々見えなくなったごみが見つかりました。今大会を通して、参加した生徒たちからは「このようなごみを減らすために何か行動を起こしたい」との意見も出され、次のステップへ進む意欲を見せています。このような活動は、今後の世代が持続可能な地域づくりに寄与することが期待されます。
また、全国大会が12月に東京で開催される予定であり、静岡県代表としての活躍が期待されています。主催団体である一般社団法人ソーシャルスポーツファウンデーションは、今後も『CHANGE FOR THE BLUE』という海洋ごみ削減プロジェクトを推進し、全国的な意識向上に努めていく方針です。海洋環境の保護は、今や私たち一人一人の責任でもあることを忘れずに、各地での取り組みを広げていきたいものです。