千葉大サステナビリティ
2025-09-29 14:31:45

学生が手掛けた千葉大学サステナビリティレポート2025が発行

千葉大学が発行する『サステナビリティレポート2025』の概要



国立大学法人千葉大学は、2025年9月29日に「サステナビリティレポート2025」を発行しました。このレポートは、同大学の学生たちが中心となり、環境情報やサステナビリティに対する様々な取り組みをまとめたもので、特に注目されています。

学生主導の企画



千葉大学では、国際規格ISO14001の取得を学生主導で行い、その運用を実務教育の一環として位置付けています。この取り組みの中核には、環境ISO学生委員会があり、この委員会が中心となって環境報告書を制作しています。2004年度から発行されているこの報告書は、2019年度より「サステナビリティレポート」と改称され、今なお学生の手によって進化を続けています。

今年度の制作には、編集部の12名、執筆担当の25名、デザイナーの1名が参加しており、全員が学生という点が大きな特徴です。彼らは編集長や執筆、編集、デザインにそれぞれ分担しながら、充実した内容のレポートを完成させました。

内容の充実



「サステナビリティレポート2025」は、以下の3つの柱で構成されています。これにより、千葉大学がどれだけサステナビリティに対して真剣に取り組んでいるかをしっかりと示しています。

1. 教育・研究
学部および大学院での教育、先端的な研究に関する情報や、附属学校での具体的な取り組みを掲載。

2. 環境的側面
カーボンニュートラルやサーキュラーエコノミー、ネイチャーポジティブといった現代の課題に対する大学の努力、さらには安心なキャンパスづくりに関する取り組みを詳述。

3. 社会的側面とパートナーシップ
大学や学生団体が行っている活動、企業や自治体との連携による取り組みを紹介。

また、環境マネジメントに関する詳細も含まれており、環境ISO内部監査や法規制の遵守、目標達成度の評価、さらには環境会計についても言及されています。

学生の声



レポートの編集長を務めた蛭田愛海さんは、「このレポートは千葉大学のサステナビリティへの取り組みを、整理して示すことを目指しました」と述べています。さらに、編集が教育活動の一環であり、学生の主体的な関与をしっかりと明記した点を強調しました。

デザイナーの森永紗耶さんは、表紙デザインにおいて、「YOKOTE VISION」の五色の線が絡み合う様子を表現し、大学が多様な分野で連携して未来へ羽ばたく姿を描きました。このデザインは、レポートへの期待感を高める重要な要素となっています。

過去の業績



千葉大学の環境報告書は、これまで多数の環境関連賞を受賞しています。特に、「環境コミュニケーション大賞」では、その取り組みが高く評価されています。過去には、環境配慮促進法特定事業者賞や優良賞を受賞しており、これらの実績は大学の理念と努力を裏付けるものです。

結論



このように、千葉大学の「サステナビリティレポート2025」は、学生主体で制作されており、大学の将来に向けた強い意志を示す一冊となっています。このレポートを通じて、社会全体で持続可能な未来を作っていくためのきっかけを提供することを目指しています。

ぜひ、興味のある方は、こちらからPDFをダウンロードして、千葉大学の取り組みを直接ご覧ください。


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会社情報

会社名
国立大学法人千葉大学
住所
千葉県千葉市稲毛区弥生町1-33 
電話番号
043-251-1111

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