カシオタイ、丸紅と連携し再生可能エネルギー普及を加速

カシオ計算機、タイでの脱炭素化計画を推進



カシオ計算機株式会社(東京都渋谷区)は、タイの生産拠点で新たに再生可能エネルギーを活用する取り組みを開始しました。具体的には、カシオタイ(Casio (Thailand) Co., Ltd.)と丸紅グリーンパワーアセット2 タイランド(Marubeni Green Power Asset 2 (Thailand) Co., Ltd.)が、太陽光発電事業に関する民間電力購入契約を締結したものです。

この契約により、カシオタイは設備投資や運用管理にかかる負担を持たずに、丸紅グリーンパワーアセットが設置および保守を担当し、クリーンエネルギーを利用できるようになります。これにより、カシオタイ工場の屋上に太陽光発電システムを設置し、2024年2月からは999.18kWpの再生可能エネルギーが本格的に活用されることになります。

環境への配慮とビジョン



カシオ計算機は、グループ全体での温室効果ガス排出量削減に向けて明確なビジョンを掲げています。2018年度を基準に、2030年度までに38%削減を目指し、2050年度には実質的にゼロを達成することを目標としています。これらの取り組みは、環境負荷を減少させ、持続可能な社会を実現するためのものです。

2021年からは、国内にある6か所の事業所や山形カシオでの電力供給を再生可能エネルギーに切り替え始め、2023年には中国の中山工場でも太陽光発電を活用しています。今後、このような取り組みをさらに広げていく方針です。

CO2削減の期待



カシオタイでは、再生可能エネルギーの導入によって総電力量12,164MWhのうち約10%、すなわち約618トンの二酸化炭素排出量削減を見込んでいます。このような環境負荷軽減は、企業の社会的責任(CSR)の一環としても重要です。

カシオタイについて



カシオタイは、耐衝撃ウオッチ「G-SHOCK」など革新的な製品を製造するカシオ計算機の連結子会社です。同社は、スマート工場の理念に基づき、生産自動化やIoTの導入を進め、効率的で環境配慮型の生産を行っています。

丸紅グリーンパワーアセットの役割



一方で、丸紅グリーンパワーアセット2 タイランドは、日本の大手商社である丸紅株式会社の関連会社です。太陽光発電施設の設置を含む多様な脱炭素ソリューションを提供しており、環境に配慮した商業活動を展開しています。

カシオ計算機は、これからも「脱炭素社会の実現」に向けて、積極的に環境保護に取り組んでいく方針です。再生可能エネルギーの普及により、持続可能な未来を切り開くことを目指しています。

会社情報

会社名
カシオ計算機株式会社
住所
東京都渋谷区本町1-6-2
電話番号
03-5334-4111

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