沖縄の津梁ファンドが出資
2025-04-16 14:28:11

沖縄発の津梁ファンドがEF ポリマー社に投資し新たな展開へ

沖縄発の津梁ファンド、EF Polymerへ出資



沖縄県沖縄市に本社を置くフォーシーズ株式会社が運営する「津梁ファンド」が、EF Polymer株式会社への出資を行ったというニュースが注目を集めています。津梁ファンドは「日本とアジアの架け橋」を目指す独立系のベンチャーキャピタルファンドで、こちらは設立後初の投資案件となります。

EF Polymerの革新



EF Polymerは、オレンジやバナナの皮など、廃棄物として扱われてきた農作物の残渣から日本初の超吸水性ポリマー「EFポリマー」を生産しています。このポリマーは、農業に利用することで水不足の問題解決に貢献するほか、石油を使用せずに環境保護に寄与する新素材として、その需要が高まっています。創業者のナラヤン・ガルジャール氏は、沖縄科学技術大学院大学(OIST)のアクセラレータープログラムに取り組む中で日本に渡り、現在もOISTインキュベーターにいるなど、沖縄との関係も深いです。

出資の意義



津梁ファンドがEF Polymerへの出資を決めた背景には、沖縄に根ざしつつも世界を目指す彼らのビジョンに対する共感があります。サポートを通じて、EF Polymerの海外展開や地域とのコラボレーションを促進し、新たなビジネスモデルを育成していく予定です。

出資に関して、EF Polymerのナラヤン・ガルジャール氏は「私たちの使命は、水に関する課題を解決し、農家の生活を向上させることです。この資金はグローバルな事業展開や研究開発体制の強化において非常に重要です」と述べており、今後の展開への期待を寄せています。

また、津梁ファンドの代表パートナー豊里健一郎氏は、ガルジャール氏の沖縄での成功は他のスタートアップにとっても模範となるべきものであり、特に脱炭素時代においては自然由来のポリマーが高く評価されると述べています。

未来の可能性



津梁ファンドのパートナーである齊藤友紀氏は、「私たちは循環型社会の実現に向けた投資を重視しており、EF Polymerが提供する技術は未活用だった資源に新しい価値を見出すもので、非常に意義深い動きです。これからも沖縄発のスタートアップとしての挑戦を支援していく予定です」と述べています。

このように、津梁ファンドとEF Polymerの関係は今後沖縄の地域活性化をもたらし、さらには世界市場での展開にも大きな影響を与えると期待されています。EF Polymerの公式サイトではさらなる情報が掲載されていますので、そちらもチェックしてみてはいかがでしょうか。


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会社情報

会社名
フォーシーズ株式会社
住所
沖縄県沖縄市中央1丁目7番8号
電話番号
050-5216-8414

トピックス(経済)

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