ターシャ・テューダーの名作絵本「キャラコブックス」新訳版が登場！

ターシャ・テューダーの新たな旅立ち

世界中で愛されるアメリカの絵本作家、ターシャ・テューダー。彼女の名作、小型絵本シリーズ「キャラコブックス」の新訳版が、2024年に発売されることが決まりました。このシリーズは、ターシャが描く小さな女の子“シルビーアン”と農場の動物たちの心温まる物語を通じて、自然との調和や家族愛の大切さを伝えており、特に子どもたちに人気があります。

「キャラコブックス」の歴史

「キャラコブックス」はターシャ・テューダーのデビュー作『パンプキン・ムーンシャイン』を含む全5冊からなります。彼女は結婚前にフィアンセの姪のためにこの絵本を描き上げ、何度も出版を願い出て、ついに実現しました。表紙はキャラコという布で覆われていることから、この愛らしい名前が付けられました。

この最初の作品は、アメリカの絵本界に新しい風を吹き込むことになり、ターシャはその後も多くの作品を生み出しました。新たに刊行される新訳版では、食野雅子さんがその翻訳を手掛け、ターシャの温かな思いを日本の読者に届けます。

新訳版の魅力

新訳版の「キャラコブックス」は、すべての巻が2024年に順次発売される予定で、ターシャが描く世界感やキャラクターの個性が鮮やかに表現されています。特に、タイトル作である『パンプキン・ムーンシャイン』では、ハロウィンのカボチャを巡る物語が展開し、ターシャ自身の幼少期の思い出が詰まっています。この絵本を通じて、読者は子ども時代の純粋な楽しさや温かさを再確認できることでしょう。

展覧会の開催

新訳版の登場を記念して、ターシャ・テューダーの人生に焦点を当てた展覧会「夢は叶えるものターシャ・テューダー人生の軌跡展」が、2024年10月31日から11月12日まで京王百貨店新宿店で開催されます。ここではターシャの愛用品、ドレス、さらには絵本の原画も展示される予定です。

その後は新潟県立植物園や仙台の藤崎などでも巡回展が予定されており、ファンにとってはたまらない機会になるでしょう。

限定ボックス入りセットの販売

さらに、展覧会やターシャ・ミュージアムジャパンでは「キャラコブックス」のボックス入りセットが数量限定で販売されることが決定。このスペシャルなセットはターシャファン必見のアイテムです。新しく生まれ変わったターシャの作品で、心温まる読書体験をお楽しみください。

まとめ

ターシャ・テューダーの初期の名作「キャラコブックス」は、時間を超えて多くの人々に感動を与えてきました。新訳版の発売は、これまでのファンにとっても新しい読者にとっても、彼女の魅力を再発見する絶好の機会となることでしょう。新訳版を通じて、ターシャの愛する庭や自然、そして人々とのつながりを感じてみませんか？