TIS株式会社は、先進のAI技術を駆使して企業のIT開発環境を革新する取り組みを行っています。このほど、同社はアマゾンウェブサービス(AWS)が提供するAmazon Bedrockと、AIコーディング支援ツールであるClaude Codeを組み合わせた開発環境を全社で標準化することを発表しました。これにより、特に金融や公共などの厳しいセキュリティ基準が求められる業界においても安全にAIを活用することが可能になります。
この新たな開発環境は、AWSの高性能な生成AIモデルを利用できるフルマネージド型のサービスであるAmazon Bedrockを基幹としており、TISの付加価値としてClaude Codeを組み合わせることにより、多層的なセキュリティガバナンスが確立されます。具体的には、組織横断的な利用制御を実現するためのService Control Policy(SCP)や、ユーザー権限管理を行うIdentity and Access Management(IAM)を導入し、監査ログの収集と保持も行います。これにより、エンタープライズシステム開発における厳格な要件も満たすことができ、安心してAIを活用した開発が進められます。
開発標準化の背景
生成AIは業務の効率化や生産性向上に寄与する重要な技術とされていますが、特に機密情報や業務ロジックを扱うエンタープライズ領域では、安全性と統制が重要視されています。TISは、このニーズに応えるために、AWSのプレミアティアサービスパートナーとしての認定を受け、特に金融や公共業界におけるセキュリティレベルの高いシステム構築の経験を活かしてきました。今回の標準化により、安全に生成AIを利用できる基盤を整備しました。
また、TISは2026年4月にAmazon Bedrock向けのAnthropic認定リセラーにも選定されており、今後はこの成果を踏まえた安全で効率的なAI活用が期待されます。組織横断での利用制御のみならず、権限管理や監査ログの収集に至るまで、様々な要件に応じた対応が可能となります。
今後の展望
TISは、開発やテストについてはもちろん、コンサルティングなど幅広い業務領域でClaude Codeを積極的に活用していく方針です。これにより、顧客の多様なニーズに応える迅速かつ信頼性の高いシステム開発が実現します。また、社内でのAI活用スキルやノウハウの蓄積を通じて、更なる課題解決や新たな価値の創造に寄与していきます。
結論
TIS株式会社の新たな標準化されたAI開発環境は、金融や公共サービスなどの厳しいセキュリティ基準を満たしたシステム開発を可能にします。顧客への信頼性の高いサービスを提供する姿勢は、顧客満足度向上にも寄与することでしょう。今後も、TISはAWSと連携し、生成AIの新たな取り組みを進め続ける予定です。