医療機関のノンコア業務を効率化するexmoreが資金調達を実施
株式会社exmoreは、医療機関の非核心的業務、いわゆる「ノンコア業務」を効率化することを目指している企業です。2026年5月、同社はシードラウンドにて第三者割当増資による資金調達を実施しました。この資金は、医療機関が日常的に抱える受付業務や問い合わせ対応をサポートするAIチャットサービス「SuguDesk」の開発・導入拡大に活用される予定です。
「SuguDesk」の概要
「SuguDesk」は、医療機関の公式サイトに設置されるAIチャットサービスであり、患者から寄せられる定型的な質問に24時間自動で回答することが可能です。例えば、診療時間や予約方法、アクセス情報などの問い合わせに迅速に対応し、医院のスタッフの業務負担を軽減します。すでに美容皮膚科や内科、歯科クリニックなどで実運用されており、その効果が実証されています。
医療現場の課題
日本には105,207の一般診療所が存在し、多くは限られた人数で運営されています。この中で、患者からの問い合わせ電話は日常茶飯事で、スタッフの時間を圧迫しています。特に、患者が診療時間や予約方法を知りたいといった確認電話は遅延の原因となり、電話が通じないといったストレスを生むことが多々あります。exmoreは、こうした課題を解消するために「問い合わせ対応」に着目し、SuguDeskを開発したのです。
アプローチと今後の展開
今回の資金調達により、exmoreはSuguDeskの機能向上と全国への導入拡大を目指します。その成果は、業務負担の軽減だけでなく、医療機関が本来扱うべき診療や患者対応にスタッフが集中できる環境づくりにつながると考えています。さらに、今後は採用や事務長業務、集患支援など、他のノンコア業務へのプロダクト拡張を検討しています。
サービスの特徴
- - 自動応答機能: 患者からのよくある質問に24時間自動で回答し、電話の手間を自動化します。
- - カスタマイズ可能な回答: 各医療機関のニーズに応じて、診療内容やよくある質問に基づいた回答を設計します。
- - 利用状況の可視化: 管理画面から利用状況や質問傾向を把握し、サービスの改善に役立てます。
投資家の声
Oikaze Venturesの松本美鈴氏は、exmoreについて「医療は人にしかできない仕事であるため、AIに任せられる業務を切り分ける重要性がある」とコメントし、業務効率化の意義を認識しています。
結論
exmoreは、医療現場における業務 efficienciesを劇的に改善する可能性を秘めています。そのビジョンは「誰もが安心して医療にアクセスできる社会をつくる」ことであり、将来的には医療機関が本来集中すべき診療やサポートに傾注できる環境を整えることを志向しています。今回の資金調達は、その第一歩となるでしょう。