日本発のヒューマノイド技術に期待する投資計画
2025年12月29日、株式会社Power Angels(福岡市博多区)がロボット技術の未来を託し、ドーナッツロボティクス株式会社(東京都)への投資を行いました。この投資は、「国家戦略特別区域特例ファンド資産運用等事業」を活用した「PAファンド4号」に基づくもので、日本発のAIロボットスタートアップを支援する重要な一歩と位置づけられています。
ドーナッツロボティクスの歩み
ドーナッツロボティクスは、2014年に福岡県北九州市で小規模なガレージから活動を開始し、2016年に法人化されました。彼らは、長年にわたる日本のロボット技術を基盤に、安全性や運用環境への適応力を重視してヒューマノイドロボット及び次世代接客ロボットの研究開発を進めています。これまでに、同社の取り組みはニューヨーク・タイムズやTIME、Forbesといった国際的メディアでも紹介され、2024年には「EY Innovative Startup」に選ばれるなど、高く評価されています。現時点では、生成AIを利用した多言語会話や画像理解技術を搭載したロボットが商業施設、空港、建設現場などで実証実験が進行中です。
多様なプロダクト展開
同社のプロダクトには、2026年1月に発表を予定している量産型二足歩行ヒューマノイド「cinnamon 1」、次世代接客ロボット「cinnamon Guide」、犬型ロボット「cocoa」などがあります。これらの製品は、様々な用途に応じて展開され、ヒューマノイド技術の社会実装を目指しています。
投資の意味と期待
Power Angelsは、今回の投資が日本発のヒューマノイド開発を「第三極」として世界に広めるための重要なステップであると考えています。資金援助にとどまらず、実際の事業連携や人材の提供などを通じてスタートアップの成長を力強く支援する姿勢を示しています。
CEOのコメント
ドーナッツロボティクスの代表小野泰助氏は、「この度のPower Angelsさんからの支援に非常に喜ばしく感じている。2025年にはフィジカルAIの波が来る中で、日本がロボット分野での競争力を取り戻すためにこの出資が重要だ」と述べています。彼は、日本製ヒューマノイドの期待を受け止め、世界的な企業として認知されるよう努力すると決意を表明しました。
ヒューマノイド技術の課題と展望
フィジカルAIやヒューマノイド分野は、今後ますます重要な社会課題に取り組むための鍵となる領域です。産業用ロボットでは日本の評価が確立されていますが、ヒューマノイドでは米国や中国が先行しています。Power Angelsは、ドーナッツロボティクスの取り組みを通じて、日本発のヒューマノイド開発が世界に通用する土台を築くことを目指しています。
会社概要
ドーナッツロボティクス株式会社
ドーナッツロボティクスは、AIロボットの社会実装を目指すスタートアップであり、生成AIを活用したロボット制御技術に強みを持っています。商業施設やインフラなど多様な分野での活用が進んでいます。
株式会社Power Angels
Power Angelsは、日本のスタートアップエコシステムの成長を目指すエンジェル投資家のコミュニティです。資金提供だけでなく、人材、ネットワークなどを通じて次世代スタートアップの支援を行っています。
【お問い合わせ先】
株式会社Power Angels
公式ウェブサイト
住所:福岡市博多区博多駅前4-15-6-4F
Email:
[email protected]