株式会社電通PRコンサルティングと株式会社電通プロモーションエグゼ(電通PME)は、2024年11月19日から新たに「緊急時対応プログラム」を提供開始することを発表しました。このプログラムは、想定外の危機が発生した際に企業や団体が直面するさまざまな課題を、広報対応やお客様への説明を一括してサポートするものです。
緊急時には、迅速かつ的確な情報発信や報道機関への対応が不可欠ですが、実際の対応には事実関係の把握や再発防止策の検討など、多くのプロセスが求められます。これを受け、電通PRCと電通PMEは、社内の経験豊富なスタッフが複数のサポートを提供し、クライシスにおける企業の負担を軽減します。
具体的には、対応方針の策定や情報開示、報道機関への対応、さらにはクライアントへの具体的な支援に至るまで、ワンストップで行います。これにより、クライシス発生時には関与しているお客様が適切な情報を得られるほか、企業側も信頼の喪失や経済的損失を最小限に抑えるための迅速なコミュニケーションが実現します。
緊急時広報支援コンサルティング
プログラムの一環として展開される広報支援コンサルティングでは、事実確認を基に広報基本方針の策定が行われ、報道機関への的確な対応が助けられます。
- - 広報基本方針の策定: クライシス対応では、速やかに事実確認を行ない、情報開示の準備を整えます。記者会見の実施や報道発表資料の作成は、専門知識を持つスタッフがサポート。
- - 適切な説明資料の作成: 資料作成においては、重要情報を時系列で整理し、報道機関や顧客が知りたい情報を提供する準備を行います。
緊急時お客様対応支援コンサルティング
お客様対応については、特にコールセンターの設立や製品回収の支援を行います。
- - お客様対応コールセンターの開設: クライシス発生後、顧客からの問い合わせに迅速に対応するための体制を整えます。必要な人員の確保や相談窓口の整備も行い、スムーズな対応を実現。
- - 商品回収サポート: 顧客だけでなく、取引先との連携を図り、スムーズに商品回収を行う体制を構築します。特に食品や飲料に関しては、調査機関と協力し原因の早期特定に向けた分析サポートも行う。
- - お客様へのお詫びと重要情報の伝達: クライシス時に事実関係の説明やお詫びを行うため、公式HPや広告、WEB上での告知など様々な手段で情報を伝達します。
今後の展望
電通PRCと電通PMEは、今後も連携を強化し、緊急時における広報対応の一元化を推進していく方針です。これにより、急務で必要なトータルソリューションを企業に提供し、社会的信頼を保つための基盤を作成します。
電通PRCは、1961年の設立以来、国内外の多様な企業や団体のPRをサポートし続けてきました。今後もこの新しい取り組みを通じて、クライアントのニーズに応え、社会全体に貢献していく所存です。