株式会社プロフィッツ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:田中慎一郎)は、韓国に拠点を置く総合不動産企業HOMES COMPANY(本社:ソウル市、代表取締役:イ・テヒョン)に対して、戦略的な出資を行いました。この提携は両社がそれぞれの強みを持ち寄り、日韓市場でのビジネスを拡大させることを目的としています。
プロフィッツはマーケット内での競争力を高めるため、顧客により良いサービスを提供し続けています。HOMESと組むことで、彼らの持っている不動産テクノロジーとノウハウを活用し、相互に補完し合う形で新たなビジネス機会を生み出すことが期待されています。特に低価格かつ高品質な不動産商品を開発することで、国際的な投資家の関心を引き寄せることが狙いです。
協業の具体的な目的
今回の提携にはいくつかの具体的な目的があります。
1.
Value-addプログラムの共同開発:両社はそれぞれの持つ専門性を利用し、差別化された不動産商品を作り出すことを目指します。
2.
顧客ターゲティングの拡大:特に日本の不動産市場を狙った海外顧客への販路も視野に入れています。
3.
日本市場での投資機会の創出:共同開発した商品を通じて、投資の新たな可能性を探っていきます。
4.
グローバル展開:日本と韓国の間でのインバウンドおよびアウトバウンド投資機会の開拓を進めることで、国際市場への進出も進めます。
具体的なプロジェクト
「Value-addプログラム」では、HOMESのコリビング事業とプロフィッツの提供するシェアオフィス「BLOCKS OFFICE」を結合した新しいモデルの開発に取り組みます。また、プロフィッツが運営している「MG目黒駅前」プロジェクトにおいても、HOMESのネットワークを駆使して外国人入居者向けの物件誘致を強化する計画です。
両社はそれぞれの成長を目指す中で、この戦略的提携を通じて新たな投資機会を見出し、より高い付加価値を持つ空間の提供を実現させていきます。最終的には、両社が協力してボーダレスなサービスを展開し、ユーザーのニーズやペインポイントを解決していくことを目指しています。
HOMES COMPANYのビジョン
HOMESの代表、イ・テヒョン氏は、プロフィッツとの協業を通じて不動産テクノロジーを融合させ、革新的な商品開発を進める意向を示しています。日本市場を含むグローバルなビジネスにおいて、新たな投資機会を生むことを目指しています。
HOMES COMPANYは2015年に創業し、コリビングの開発や運営、さらには不動産仲介業務を行い、日々進化を織りなしてきました。最近では、合計3千億ウォンを超える規模のコリビング物件を開発中であり、ビッグデータソリューションを用いて資産評価や最適な物件選定を行うチームも設けられています。
プロフィッツの成長戦略
プロフィッツは東京都心で様々な不動産資産に独自の投資機会を提供しています。日本初の保育園特化型ファンドを設立するなど、ESGや社会的価値に注力した取り組みも行っています。機関投資家や大手企業からの信頼を集め、現在は運用資産(AUM)が1,080億円に達しています。
これからの両社の展開は、日韓市場における不動産業界に新風を巻き起こすことが期待されています。その動向に目が離せません。