TBSがAI生成映像を使用した新作『VIVANT』続編を発表
放送業界において画期的な一歩を踏み出したTBS。2026年に放送予定の日曜劇場枠の新作『VIVANT』続編で、Googleのメディア生成AI「Veo 3」による映像が使用されることが発表されました。この発表は、Google Cloudが主催するAI Agent Summit ’25 Fallで行われ、多くの注目を集めました。
放送業界初の取り組み
TBSは日本ディープラーニング協会(JDLA)の賛助会員として、AIの利用を促進する取り組みの一環としてこのプロジェクトを進めています。プロデューサーの飯田和孝氏と、マーケティング&データ戦略局の宮崎慶太氏が壇上に立ち、Veo 3を使用した生成AI映像の地上波本編への初導入を発表しました。この新しい技術を取り入れることで、視聴者に新鮮で革新的な体験を提供することを目指しています。
大規模な制作に向けた改革
この技術導入の背景には、通常のドラマ制作においてもCGやVFXが活用されている現実があります。特に、人手が限られた制作チームにとって、業務の効率化は必須です。Veo 3による生成映像を取り入れることにより、「作業・ルーティンワーク」の負担を軽減し、クリエイターが本来の「創造」に集中できる環境を整える狙いがあります。これにより、TBSはより高品質な番組を制作することを目指しています。
新たな挑戦と期待
『VIVANT』続編では、AI技術の導入を通じて、今までにない映像表現にもチャレンジする姿勢を見せています。放送開始に向けて制作が進められており、視聴者からの期待が高まるばかりです。
発表での様子や詳しい内容は、Google Cloudの公式サイトでアーカイブが公開されているため、興味がある方はぜひチェックしてみてください。ドキュメンタリー映像や業界の先行者たちが語るAIエージェントによる業務改革など、貴重な情報が盛りだくさんです。
番組概要
日曜劇場『VIVANT』は、製作著作がTBSで、原作・演出を福澤克雄が担当。プロデューサーは飯田和孝氏です。公式のSNSアカウントや配信プラットフォームでは、番組に関する情報が随時発信されています。特にU-NEXTでは、「VIVANT別版~副音声で福澤監督が語るVIVANTの世界~」も独占配信中です。
新時代のドラマ制作に向けて、TBSの挑戦から目が離せません。今後の展開に期待が高まります。